Life Goes On

 
 ★ 嗚呼冷蔵庫

 持ち家してない一家が海外赴任する際には、家財の大半はトランクルーム行きとなるのが普通です。赴任中に自宅を貸すという人もそうかな? とにかく大物を全て海外まで持っていくわけにはいきませんから、トランクルームに預けていくことになるわけです。これ、家具はともかく家電にはあんまりよくないんですよね〜〜。
 とはいうものの、帰国後またすぐ必要にもなることだし、中途半端な中古品では処分もできずに、結局赴任期間中トランクルームの中で寝かせっ放しになるケースも割と多いみたい。うまく知り合いや親戚なんかに譲っていけるとラッキーなんですけどね。
 うちも最初の渡米前、結婚してからせいぜい8ヶ月くらいしか使ってなかった冷蔵庫を、そのままトランクルームに入れて赴任したのでありました。
 そうして4年半の赴任期間を経た後に帰国して、それから1年半ほどは特になにごともなく普通に使えていたのですが。

 それは今から5年前。夏も盛りの8月はじめ。
 なんだか近頃妙に冷蔵庫の音がうるさくなってきたなあ、とは思っていたのです。最初は特に気にもならなかった音が数日のうちにだんだんと大きくなっていき、台所にある冷蔵庫の運転音で夜中目が覚めてしまうほどの大音量になるに至って、さすがにこれはおかしいぞと思っていたある日のこと。なにげなくいつものように冷凍庫を開けた大庭は、その瞬間奇妙な違和感を感じたのでありました。
 ん??? なんだか冷凍品がどれもこれも汗かいてないか? しかもこのアイスクリーム、ひょっとしてでろんでろんに溶けている…?? 
 ちょっと待てーーーっ! それってそれって全然冷えてないってことじゃないのーっ!
 慌てて冷蔵庫の中にも手を突っ込んでみると、外気温よりは多少ひんやりしてるとはいえ、これはちゃんと冷えているとはとても言えない。
 ががーん。正味2年半しか使ってないのに、もうダメになっちゃったの? ショック!!
 でも冷蔵庫ないとマジで困りますから、とにかくサービスセンターに電話して修理に来てもらうことにしました。
 ──なぜそこで即「買い換え」に走らなかったかというと、ちょうどその数週間前に再度のアメリカ行きの内示が出ていて、早ければ10月、遅くとも11月中にはまた赴任することがほぼ決まっていたからなのでした。
 あああああ。せめてあと3ヶ月だけもってくれたらよかったのにぃ〜〜〜〜。
 心中でそう泣きながら、やってきたサービスマン氏に状況説明して見てもらったところ、どうやらモーターそのものがダメになっているそうで、総とっかえしか手立てがないとか。…しかも費用を聞いたら5万8千円。ノォ〜。そんだけ出したらちっちゃい冷蔵庫くらい買えるじゃないの、しくしくしく。
 でも今新品を買ったところで、すぐにまた数年置いておく羽目になる訳だし、中途半端に小さい冷蔵庫なんて誰にも譲れないしと思ったもので、泣く泣く修理してもらいましたよ。(今思えば3ヶ月くらいレンタルすればよかったんではとも思うけど、当時そんな知恵はなかった。まだあまり家電のレンタルとかがメジャーじゃなかったのかな?)
 無念さのあまり、つい「これ3年も使ってないんですよ〜」と泣き言を言ったらば、サービスマン氏の曰く、「ああ、それが一番よくないんですよ。こういうものは通常ずっと通電して稼働している状態で使うものなので、使わずに置いているとかえってモーターが早く駄目になるんですよね〜」ですと。………そうですか…(タメイキ)
 ホントにあと3ヶ月だけ生き延びてくれさえすれば良かったのになあと思いつつも、それもまた巡り合わせと諦めて、心臓部だけ新しくなった冷蔵庫をその11月には再びトランクルームに預けて渡米したのでありました。ぐっすん。

 …で。
 なんで今頃こんな話をつらつら書いているかと言うと。
 〜〜〜〜なんだかまた運転音が大きくなってきたみたいな気がするのよーっ!
 ああ。今度こそ買い換えかしら。ほんとはあと9ヶ月、次の引っ越しまでもってくれたらと思ってるんだけど。(今の台所では左開きの方がいいけど、次のトコでは右開きの方が都合がいいのである)
 お願いだからもうちょっと頑張ってくださ〜〜〜い(><)

(6/13/02)




◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 
 ★ アイーダ

 サッカーW杯も残すところあと僅か。なんだかめちゃめちゃ早い気がしますわ。「にわかファン」ながら、大層楽しんでおります。残り2試合も燃えるわよ〜(笑)
 ところで、このW杯ですっかり有名になった例の「凱旋の合唱」ですが。TVとかであれを聞く度に、なんだかとっても「うおー懐かしいぜ」な気分になってしまう大庭なのであります。

 大庭が通ってた中学では、年に一度の合唱祭の時、3年生6クラスが2クラスずつペアになって大曲を原語で歌うというのが慣例で、イタリア語のこの曲とドイツ語の「御空は語る神の栄誉」、それにラテン語の「グローリア」という3曲のどれかを歌うことになっておりました。
 大庭は1年の時に「うおっ、3年生かっこいいー!」と思って以来、3年になったら是非ともあの「アイーダ」を歌いたいものだと切に願っていたのですが、くじ引きの結果あえなくその夢は潰えて、うちのクラスは「御空は語る〜」になったのでした。がっくし。
 もちろん、そっちも歌いがいのある曲で楽しかったし、当時片想いしていた男のコ(ドイツ文学かぶれで独学でドイツ語を勉強していた変人だった)が、ドイツ語発音指導の為に別クラスから出張してきてくれたのが密かにめちゃめちゃ嬉しかったぞというのも、それはそれでいい思い出なんですが(^^;)
 でもやっぱり、あの「ぐろーりあ!」と一斉に叫ぶ歌いあげるのがいかにも気持ちよさそうで、アイーダに当たったクラスがうらやましくて。そのクラスの子に楽譜を見せてもらっては、放課後の廊下で一緒に歌ったりしたものでした。
 その後高校に進んでから、めでたくアイーダを歌う機会に恵まれたのがめちゃめちゃ嬉しかったですね。その時はなんとフルオケにちゃんとアイーダトランペットまで入っていて、あの「パパーッパパパパ!」って高音に合わせて「ぐろーりあ!」と叫ぶのは大層気持ちよかったです!(だから叫ぶじゃなくて歌うだってば)
 イタリア語の発音なんてまるでなってなくて、いかにもカタカナ〜で歌っておったのですが、まだ歌詞覚えてますよ。「グローリアアルイージトアドイーシデ、ケーイルサクロスォールプローテージェ」って。いやぁ、懐かしいなあ!

 日本代表応援歌になってた部分ってのは間奏部分なので、そこだけあまりに延々繰り返されると「えーい次に進んでくれ」と背中がもぞもぞする時もありましたが(笑)、でもこういう懐かし気分を意外なところで蘇らせてもらえて、ちょっと嬉しくもあったのでした♪

(6/28/02)




◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 
 ★ 半夏生(はんげしょう)

 夏至から数えて11日目、つまり今日は「半夏生」というもんなのだそうであります。
 で。本日のスーパー特売チラシによりますと、「関西では、稲の根がタコの足のように大地に広がって育つことを願い、半夏生にタコを食べる習慣があります」ですって。
 ………またウソくさいことを〜〜(^^;)
 まー「明石のタコ」ってのは有名ですし、瀬戸内ではタコがよく穫れるんだろうと思えば、この時期にはよく食べるものなんだと言われれば納得もいたしますが、それにしても上の説明はいかにもとってつけなのではないでしょうかー(笑)
 いやしかし、今日チラシが入っていた全ての店でタコが安売りの目玉になってるあたり、本気でそういう習慣自体はあるのかしら。私の関西在住歴はのべ3年に過ぎないですが、それでも今年まではそんなの全っ然聞いたことなかったんですけど!
 これはやっぱり、節分のまるかぶり寿司のように、「この日にはこれを食べるものだ!」というムーブメントを起こそうというハラに違いないと大庭は思うのですが、どうでしょう。それとも私がこれまで見逃していただけで、関西にはずっとそういう習慣があったのでしょうか。
 そんなわけで、恒例の(笑)公開質問です。この習慣はほんとに昔からあるのか?「関西」と一口に言うけれど、果たしてどの辺までを指しているのか? 特に関西方面の方、御存知でしたら大庭に教えてやって下さいませ〜。

 え? タコですか?
 勿論買いましたよ♪ 安かったもん(笑)

(7/2/02)




◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 
 ★ ガンボ♪ガンボ♪

 ガンガンガーンボ♪♪ …などと、古いアニソンの替え歌歌ってうかれておりますが。
 昨晩ガンボを作ってみたらなかなかうまかったので、勢いで食べ物ネタでーす。

 ガンボというのは、ルイジアナ名物のクレオール料理の一つで、端的に言ってしまえば『オクラ入りごった煮ピリ辛シチューかけごはん』というようなものであります。シーフードや鶏の唐揚げ、ソーセージなどが入ることが多いでしょうか。さらっと仕上げたものにごはんも混ぜちゃって、「米入り具沢山スープ」として出て来るところも多いです。
 オクラが入るのでとろみがついており、見た目は茶褐色でなんだかどろ〜んとした感じなのですが、これが案外バカにできないおいしさなのですよ〜。私はニューオーリンズに旅行した際、「うちのチキンガンボは絶品だよ!」と宣伝打ってる店で「それじゃあ」と試してみて、やみつきになりました。
 で、先日他の料理にちょっとだけオクラを使った際、残ったオクラを見ているうちに急に食べたくなってしまったもので、「よしっ、ガンボ作ろう!」と思い立ったのです。

 一応アメリカの料理本も持って帰ってきておりますので、ざっと調べてみたところ、特別なスパイスが必要なわけでもなく、めっちゃ簡単に作れることが判明。…そりゃそうだ、アメリカ人が作る家庭料理だもん。特別凝ったことする必要があるわけないわ。
 ピーマン、ある。タマネギ、ある。おっ、野菜室にパプリカもあるじゃん、これも使えるわね。ニンニクも常備してるし胡椒も一味唐辛子もあるし、タイムやローリエなんかもうちにある。ソーセージもあるし冷凍庫にイカも鶏唐揚げもあるぞ。楽ちんだからこれ使っちゃえ。チキンブロス?そんなん普通の固形スープで十分よ。なーんだ、買い物行かなくってもできるじゃ〜ん♪
 なになに、油1/4カップ。…こんなもんだろ。粉1/3カップ。……こんなもんだろ。それを鍋の中でもってぐちゃぐちゃっとしっかり混ぜて、中火で1セント貨の色(要は十円玉色)になるまで炒める、と。…ま、要するに焦げつかさなけりゃいいわけだ。
 そこへ(オクラ以外の)野菜のみじん切りを加え、胡椒と唐辛子を小さじ1/4ずつ加え、野菜がおおむね炒まったところへ暖めておいたスープ3カップをざーっと入れて、ぐるっと混ぜてローリエ一枚放り込み、タイムも振り入れて15分くらい煮たら、ぶつ切りにしたオクラとソーセージとイカと唐揚げをどささっと加えて火が通るまで煮る。最後にちょっと塩で味を調えてできあがり。
 ──とまあこんな感じで、非常〜にアバウトかつ簡単に作ったのですが、結構おいしかったですv それは本場のレストランで食するものとは比べられませんけど、家庭料理としては十分オッケー♪
 インディカ米はさすがに常備しておりませんので、普通の日本の米を固めに炊き、ガンボに混ぜて頂きました。やはりちょっと歯ごたえには欠けたので、今度やる時は麦ご飯でやってみようかなと思いましたが。でも、やっすい白ワインとよく合って、全体的には満足な晩ご飯でありました(^^)

 胡椒と唐辛子とにんにくたっぷりだったから、食べながら思いきり汗かいちゃいましたけど、却って涼しくなった感じで良かったです。ピリっとして食も進むし、夏こそ思いきり辛いカレーが旨いというのと一緒ね。
 やっぱり、暑い時には暑いところの料理を食べるというのが吉だなあ!

(7/7/02)




◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 
 ★ ゼーさま退院。

 うちの銀色フォレスターちゃんが、先日ようやく修理工場から帰って参りました。
 と言っても、交通事故ではありません。
 …ふ。買って早々の5月末、雹に降られて全身ボコボコにされてしまったのですわ(涙)。

 ダンナはアメリカ出張、私は里帰りでオフに浮かれていた間の出来事で、帰ってきてからも数日は駐車場へも行っていなかったので、しばらくは気付きもしなかったのですが。
 あれはセロ弾きオスカーさまなラブ通を買いに、珍しく車で出かけることにした日。なにげなーく車体を見ると、ボンネットに細かい凹みがボコボコボコ。「なんじゃこりゃー!?」と青ざめましたとも。
 さてはイタズラでもされたかーっと一瞬は思ったのですが、それにしてはドアも屋根もまんべんなくやられているし、これはと思って聞いてみたらば、どうやら留守中ものすごい量の雹が降ったのであるらしい。
 うそぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(がっくし)
 ディーラーに持ち込んで見積もりしてもらったら、ドアから何から総取り替えで何十万もかかるとか。──まあそちらの方は、「落下物」という扱いで保険でカバーできたし、保険料アップのペナルティもつかなかったので、経済的負担そのものはなかったんですが。でもでもろくに乗ってもいないうちにもう傷モノですかー?と、かなりへこみましたね。
 更に、この地域一帯で外に停めてた車が軒並み被害にあってたわけで、板金屋さんのスケジュールもいっぱいいっぱいであった為、修理持ち込み自体が順番待ち。くっすん。
 まあそんなわけで長いことかかりましたが、やっと綺麗に直って帰ってきたのでした。
 見たとこまるきり新車並みに(だからまだ新車なんだってばー!)キレイになっていたので、心底ほっとしてます。ほんとに凹みだらけで可哀想だったのよ〜。

 いやはや、天災だから仕方ないとはいえ、やっぱり屋外駐車場ってのは問題あるわ。一応、来年春には屋内駐車場へ入れられることになってはいるのですが。
 お願いだから、それまでもう雹は降らないで頂戴ーーーーっ!!(切実)

(7/24/02)




◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 
 ★「殺しのワイン」

 …というのは、刑事コロンボの一エピソード。これはほんとに味わいのある、まさに名作中の名作であるのですが。
 その中で重要な小道具として、ものすごくよいポートワインが登場するのですね。とってもデリケートで保存には気を使わなきゃならなくて、高い温度にさらされると風味が台無しになっちゃうような。

 まあその、「安くてうまい気軽なワイン」ばっかり買ってる大庭家には、そんなにいいワインなんぞある訳がないんですが、それでも頂き物でいつものテーブルワインよりはちょっぴりレベルが上というものも数本、あることはあったりします。
 んがしかし。
 〜〜〜〜〜〜〜このっ!連日の猛暑っっ!! これってこれってはっきり言ってワイン殺しな暑さなんでないの〜〜〜〜???
 毎日室内が33℃だなんてとんでもない熱帯並の気温、到底ワインにいいわけないわーっ(ぐるぐるぐるる〜〜)
 そうかと言って、普通の冷蔵庫の中っていうのも湿度が低すぎてあんまり長期保存には向かないらしいし、そもそも冷蔵庫の中にそんなスペースの余裕がないし。
 くそ〜〜、この際片っ端からとっとと飲んじまうか!!

 ああ、ワイン保存の為の専用のセラーが欲しい。部屋の片隅に置くようなちっちゃいのでいいから。
 …でも今は、そんなのを置く余裕すらないのよね。くう!

(7/26/02)




◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 
 ★ なつやすみ。

 お盆休みを利用して、はるばる伊豆高原まで行って参りました。
 実は大庭父が伊豆に小さなログハウスを持っているので、「使っていい〜?」とメール一本打つだけで利用させてもらえるのであります(ありがたや)。ユニットバスだけどちゃんと一応温泉だし♪
 で、今回は両親と現地で合流して、一緒に過ごすこととなったのでした。

 量はさほど行けないけども、食べることは大好き!という大庭夫婦ですから、今回もうまいもんをがんがん積極的に食べてきましたv
 中でも初日に庭でやった海鮮バーベキューが良かったなあ。伊東港で上がったというイサキを焼いて、サザエ焼いてアワビ焼いて、他にちょっとだけよい牛も焼いて、外でそのままはぐはぐ食べまくりましたわー♪ 伊豆高原って、海の幸が豊富だから好き〜〜〜v
 あと、実はこの雑記だけは読んでいるという父のリクエストでシーフードガンボを作ったりもして、連日楽しくおいしく過ごしました♪
 今回は、他に約束がある両親が先に帰った後、ダンナと天城越え〜なドライブにも行ってきました。途中伊豆でのお約束とも言える生ワサビつきの蕎麦を食し、「わさびの里」で生ワサビやらワサビ海苔やらをお土産に買い込み、ワサビソフトクリームなるものを試してもみたりとワサビづくし。当然買ってきたワサビを使ってのお刺身三昧もしたし、今回はすごく「伊豆に行ったなあ!」という感じがしましたね(笑)

 それにしても、自然の中だというのはよいのですが、とにかく虫が多いのには閉口しましたわ。
 室内とにかく虫だらけ(笑)。その辺をコオロギがうろうろ歩いていたりカナブンがぶぃ〜んと飛び回っていたり、なんだかわかりませんが隅の方でガサガサガサガサ音がしていたりと、虫が苦手な人にはちょっとイヤンな環境かも(^^;)
 さすがの大庭も、なにげにトイレットペーパーを引き出したら真っ黒なでっっっかいクモがくっついてきたのには仰天しましたわ、ばくばく。(いやクモもびっくりしたでしょうが。大慌てで逃げてったし/笑)
 あと、食卓でインスタント味噌汁を作ろうとした時に、さっきお湯を入れて蓋をしたばかりのポットの口からカナブンが転げだしてきたのにも参ったなあ〜。目を離してたのってほんの一分かそこらなのに、いつの間にそんなとこに入り込んだんだカナブン!
 寝るとき蚊がいたので電気蚊取り線香をつけたらば、そのLEDを目がけてアブかなんかが突進してぶつかるもんだからかえってうるさくてしょーがなかったり(仕方ないから廊下の電気をしばらくつけっ放しにしてアブをそっちに追いやった)、やっと室内が静かになったなと思ったら、ものすごくよく響く音で「リーリリリリリリリィ〜〜〜〜〜♪」と鳴き出す奴がいるわ、夜明け前からセミはじょわじょわ盛大に鳴きまくるわと、町中よりよっぽどうるさいぞー!というような状態でございました。いやー、こんなん久しぶりでしたわ。

 でもおかげさまで、ほんとに沢山蝉の声を堪能して参りました。
 ミンミンゼミって、最近あんまり町の方では聞かなくなったように思うのですが、さすがにそこではやたらに鳴いてましたね。
 蝉の声も数ある中で、やっぱりあの「ミ〜〜〜〜ンミンミンミンミ〜〜ン〜〜〜〜」という声が一番暑苦しく聞こえるなあ!(笑)
 逆に一番涼しく聞こえるのはやっぱりヒグラシですね〜(^^)。あの「カナカナカナカナ………」って声には、なんとなく気怠い郷愁を感じる大庭であります。あれが聞こえると、夏休みもだんだん終わりに近付いて来た頃の夕方の、なんだかちょっぴり物憂い気分が蘇るんですよね。そんな夏休みなんてもうすごく昔のことだというのに、不思議なものです。

 そんな環境ですから、星もやっぱり結構綺麗に見えました。
 ペルセウス流星群のピークという日には、ちょっとあいにくの薄雲がたなびくような状態だったのですが、それでも30分くらい見上げてたら、雲の切れ間にツツッと流れるのを3つばかり見られましたし、それはそれでささやか〜に満足v
 一体何年前のだというような、湿気まくった花火もそれなりに楽しかったし、いい夏休みだったなーと思います♪

 …これで行き帰りの渋滞さえなかったらねえ(^^;)
うちは二人で交替しながら運転するので、流れさえスムーズだったら7時間や8時間のドライブは全然平気なんですが、やはり渋滞はストレス溜まりますしね〜〜〜。
 お盆休みだし最初から覚悟はしてましたが、行きは京都を抜けるのに90分以上、帰りは名古屋付近の渋滞を抜けるのに60分くらいかかったかなあ。ま、ここでしか長期の休みを取れない以上しょーがないんですが。
 でも今回は休みの後半ダンナ実家に行っていた間に、またその京都への渋滞に再突入してお墓参りもしてきたもんで、やたらに渋滞づいていたっていう印象は否めません〜。
 まあ事故には巻き込まれたりしなかっただけで、よしとするべきかな。
 はー、やれやれ…。

(8/18/02)




◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 
 ★ クッキングパパ

 それは大庭父の料理のバイブル(笑)
 大庭の父は、温厚にして真面目な昭和ひとケタ。もうリタイア生活をしてるのですが、近年厨房に立つようになりました。どうやら母が祖母の介護のために頻繁に出かけるようになってから、色々やるようになったようです。
 で、そんな父が料理の手引きとして愛用しているのが、マンガの「クッキングパパ」なのですね。
「なかなかうまそうなものが載っているし、作り方がわかりやすく図解されているのがよい」ということらしいです。でも漫画(敢えて漢字)と言えば「のらくろ」か「蛸の八ちゃん」かという父の蔵書として、「クッキングパパ」の単行本(さすがに全部じゃないけど)がずらっと並んでるとこは、結構壮観ですよう。それ以外にも、手引書として使っているアウトドア系の本も多少はあるようですが。
 大庭も里帰りの折に、ちゃんとパエリア鍋で作ったパエリアとか、蓮の葉を使ってダッチオーブンで作った中華おこわとか、いろいろと食べさせてもらいました。
 これがなかなかおいしいんですよ〜。侮れないわ、父!

 それはもちろん玄人はだしという訳にはいきませんが、きっちり本に忠実に作るので、大きな失敗はないのですね。
 元々父は几帳面な質でして、料理に挑戦するに際しても、本に「1センチ角に切る」と書いてあれば計ったように1センチ角に切りそろえるというジュリ様料理を彷佛とさせるところがございます。(豆文庫の短編「聖地パーフェクト・レシピ」を読んだときには、ジュリアス様の向こうに一瞬父の姿が透けて見えました/笑)
 大庭みたいに「あー、まあこんなもんだろ、適当適当♪」といういい加減なことはしないのね。……なんであの父にして娘はこんなにアバウトなんだか(^^;)。
 もっとも本人の弁では「『適当』の要領がわからないから、とりあえず書いてある通りにするしかない」ということのようですが、でもやっぱり元々の性格もあると思います、おとーさん(笑)

 …で。
 そんな父から「ガンボのきちんとしたレシピを書いてくれ」と言われたので、ここに『チキン&ソーセージガンボ』の分量を書いておきます。(Better Homes and Gardens NEW COOK BOOKより)

   [材料(4人分)]
     粉 1/3カップ
     クッキングオイル 1/4カップ
     玉ねぎみじん切り 1/2カップ
     セロリ又はピーマンみじん切り 1/3カップ
     ニンニク 4かけ分(細かいみじん切り)
     ブラックペッパー 小さじ1/4
     レッドペッパー 小さじ1/4
     鶏ガラスープ 3カップ(あらかじめ別鍋で暖めておく)
     ソーセージ 約200g(一口大にカットする)
     オクラ(ブツ切り) 1カップ半
     鶏ムネ正肉(皮なし) 一枚分(一口大にカットする)
     ローリエ 2枚
     タイム 適宜
     塩 適宜
     ご飯 茶碗2杯分くらい(インディカ米ならなおよし)

   [作り方]
     7/7の雑記「ガンボ♪ガンボ♪」参照!(笑)

 上記分量より野菜の種類や量を増やしても全然構わないし、イカやエビや白身魚(身のしまった種類のものがよい)を入れてもおいしい。カキを入れればぐっとニューオーリンズ風になるし、結構好みで何を入れてもいいですよ。伊豆で作ったときには、余っていたナスやら枝豆やらコーンまで放り込んだしね。
 また、市販の鶏唐揚げを使えば簡単だし、醤油系の旨味も加わっておいしいです♪
 こんなもんでしょうかねー。

 ──はっはっは。雑記を私物化してるなあ!

(8/20/02)





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