今夏、保安官オスカーものを書こうっと♪ と決めてから、大庭は彼の名字を色々と考えました。 元々大庭は「オスカー=ケルト」派でございまして、モンゴルとかのイメージよりはエメラルド・アイルのイメージの方が好き〜という傾向があるのですね。で、現代アメリカもののパラレルである今回の創作でも、やっぱりアイリッシュ系の名前をつけたいものよのうと思っていたわけです。
アイルランドな名字と言ったら、一目でわかるのが「O'」のつく名前。これがついてればまず間違いなくアイリッシュ。「Mac」が頭についているのも、半分はアイルランドで半分はスコットランドなんだとか。(ちなみにスコットランドの方が、「Mc」と略する傾向が強いという記述も目にしたです。)どっちも「息子」「子孫」という意味なんですって。
(「O'」の方は「Of どこそこ」という、地名がらみの名前だというケースもある、らしい。知り合いのアイルランド系アメリカ人がそう主張していたので。)
そんなわけで、「オ」か「マク」のつく名前〜と思って考えたのですが。
でも、オライリーだのオコナーだのオブライエンだのオマリーだのって、カタカナにするとやっぱり「オスカー」との語呂(というか見栄え)が今一つのような気が(笑)。
じゃあ、マクブライドとかマコーリーとかマケインとかマクレインとか。あ、オスカー・マクレインなんていいかな。と、一旦は思ったわけです。
ところがたまたまその時期に、ちょいと「マクレイン」という名字に個人的にイヤンな印象ができてしまったもので、ちょっと興醒め。一から考え直しと相成りました。
そうなると欲が出て来るもので、どうせだったらやっぱり「炎」にちょっとでも関わりのありそうな名前にしたいなあ〜という気持ちが強くなった大庭は、ネットであれこれ調べてみたのです。
そしたらやっぱり、あるもんですねえ! アイルランドでなおかつ「炎」な名前!!(喜)
ゲール語で「fire」を意味する「Aodh」(「エイ」と発音)という男子の名がありまして、その名前と上述の「息子」の組み合わせによる名字「Mac Aodha」もしくは「O hAodha」というのが、現在使われている多くの名字の元になったという記述を発見したのですわ。らっき☆
McHugh, McKay, MacKay, McKee, McKey, McCoy, Eason, Hewson, O'Hea, O'Hay, O'Hugh, Hay, Hayes, Hughesなどなどなど。一見、これが全部おんなじグループの仲間かいと疑りたくなるような羅列も、確かにその成り立ちを聞くとなるほど納得。
「Aodh」というのは元々は古代ケルトの太陽と火の神だそうなので、これらの名前は全て「炎の子」であり「火の神の末裔」なわけですね。うーん、ロマンロマン♪
いやー、調べてみるもんだなあ!(笑)
これだけあれば当分ファイヤーな名前には事欠かないわねv …まあカタカナで「オヒュー」とか見たら吹き出しちゃうこと確実なので、ちょと使えないかもというのはありますが(^^;)
そんなわけで、今回は「Oscar MacKay」氏にけって〜いv
日本語の中で「マッケイ保安官」と書くとちょっと語呂が悪いかもですが、アンジェがあの声で "Sheriff MacKay" と呼び掛けるんだなと考えるとなかなかイイ感じのように思えたので、これで行くことにしちゃいました♪
(日本語読みだと「マッケイ」ぽいですがホントは「マケーイ」みたいな感じなんではないかと。^^)←蛇足
いつもの守護聖オスカー同様、シェリフ・マッケイもどうぞよろしくお願いします〜。(深々)
(10/2/02)