Life Goes On

 
 ★ 虫の名前

 先日来書いていたように、この夏の休みは伊豆で虫に囲まれた数日を過ごしてきたのですが。
 その時に、部屋の中をうろうろと我が物顔に歩き回る虫の中でも、ひときわでっかいコオロギみたいな奴がおりました。コオロギそのものもいたんですが、それよりひときわ大きくて肢とかも長いの。
 むかーし子供の頃にはよく台所や風呂場で見かけたもんですが、最近はあんまり見ない虫。別に害とかはないんですが、一瞬ちょっとぎょっとしちゃうくらいにおっきいのね。
 で、そいつの名前を、大庭はなんでか「ナナカマド」だと思い込んでおったのでした。

 思い込んで疑わないもんですから、暗がりからびょ〜んと出て来たそいつに「うわっ、なんだこれ? でけ〜」と思わずひいちゃったダンナに向かって、「あー平気平気。ナナカマドなら害はないし、ほっといてもいいわよー」などと、余裕こいて得々と言ってやったりしてたのです。
 当然ダンナも、「そうかナナカマドか」と思いますわな。
 …でもって、大阪へ帰ってダンナ実家へ行ってたときに、「伊豆は虫が多かったよね〜」という話になりまして、「特にナナカマドがなー」などという会話をしてたとき。
 義母の「ナナカマド…? ああ、あの真っ赤で綺麗な…」という反応に、大庭夫婦は「あれっ??」と思ったわけです。

義母「ナナカマドって、赤い実のなる木でしょ、真っ赤に紅葉する」
義父「あんまり堅いから、『七回かまどにくべても燃え残る』ゆうて、それでナナカマドや」
大庭「? …え〜っと、それじゃなくて、触覚が長くて地味〜な色の、でかい割に素早くぴょんぴょん跳ねる虫で……」
義母「??? それは聞いたことないわねえ〜」

 ………。
 そういえば、ナナカマドって木、あったなあ。…じゃああの虫は? ナナカマドじゃないの?
 あれ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜?
 ──と、混乱した大庭は、帰宅してからネットで「ナナカマド」を検索してみたのですが。ひっかかるのはどいつもこいつも木の方ばかり。虫のむの字もありませんがな。
 うーむ、これはやはりどう考えても、私の記憶違いに違いない。 でもアレってほんとになんだったんだろう…。
 そんな疑問を宙ぶらりんに残しつつ、大庭の夏は終わろうとしていたのであります。

 ところが、昨夜ダンナが突然駅前の本屋から電話をかけてきて、何かと思ったら「伊豆にいたアレ、ひょっとして『カマドウマ』じゃないのか?」──と。
 それだああああああっっっっ!!!
 どうやらダンナもなんとなく引っ掛かっていたらしく、本屋でふと思い出して子供向けの昆虫図鑑を立ち読みし、バッタやコオロギの類いのページにあっさりヤツを見つけたのだとか。
 それそれそれよーっ、言われてみれば「カマドウマ」に間違いないわーーっ。
 うーわー、すっきりした、すっきりしたよううう! ありがとう、ダンナ!!

 ……それにしても、いつどこでどうして「カマドウマ」が「ナナカマド」に化けてしまったものやら(^^;)
 すっきりしたとこで、その謎だけが残ったのでしたー(笑)

(8/28/02)




◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 
 ★ いわしはうまし♪

 大衆魚の代表のように言われながら、漁獲量が減ってきたのだか今年はちょと高い、とかなんとか言われているイワシですが。それでも他の魚と比べたら安いケースが多いし、どうやらカラダにもいいらしいし結構おいしいしということで、割とちょくちょく買うのでした。
 大庭は長いこと、イワシと言えば煮付けでしょー、としか思っていませんでした。特に梅干しを入れて煮るのが一番好き。ショウガで臭みを消すのより、なんとなくすっきりまろやかになるので好きなのです。
 アメリカにいた時にはほとんど見ませんでしたね〜、イワシ。まあ大庭が住んでいたのは南部でしたし、「弱い魚(鰯)」と書くくらい傷みが早い魚ですから、何もそんなとこまで輸送してなかったというだけで、穫れるとこでは食べられてたのかも知れませんが。
 とにかく大庭が住んでた辺りでは、日本食料品屋の店頭にもめったに並ばない魚でしたので、もっぱら缶詰のオイルサーディンくらいしか食べておりませんでした。 

 帰国してからは、上述のように安売りを狙ってはちょこちょこと買ってるのですが、でもいっっつも煮付けというのでは、さすがに飽きがきますよね。しかも安いからってんで一度にどかっと買い込むし。(食べきれない分は三枚に下ろすなどして、すぐに冷凍してますー。)
 で、最近ちょっと気に入ってるのが、洋風イワシ料理であるのでした♪
 スペイン家庭料理風に、ぶつ切りにしたイワシとトマトとピーマンとじゃがいもと玉ねぎを耐熱容器に詰め込んで(あ、野菜は全部2cm角くらいの乱切りね。ありあわせの野菜を適当に使ってもいいっすよ)軽く塩コショウ、そしてニンニクのみじん切りを全体にたっぷりと振って、上からオリーブオイルと白ワインを適当に回しかけ、オーブンに放り込んでただ焼くだけ、っていう料理がお気に入りー。なんてったって楽だし!(笑)
 イワシみたいな背の青い魚とオリーブオイルとトマトを一緒に食べると体にイイとか聞きますし、ニンニクがよく効いているので食欲の落ちがちな夏場にもよいですよー。おすすめ♪

 昨日思いつきで作ったイワシとポテトのオーブン焼きもおいしかったなーv
 ダンナが遅くなるのはわかっていたし、なんとなく台所に立つのがおっくうで、しかも買い物もサボったのであり合わせのものでなんとかするしかない。
 じゃがいも玉ねぎニンジンの三点セット(笑)は常備しておくようにしてるし、ニンニクもいつもある。冷蔵庫をあさったら、中途半端に残ってたアスパラとエリンギ一本と、ちょっとしなびかけた青シソ数枚発見。冷凍庫には例の三枚おろしのイワシが3匹分。
 よっしゃ、これでなんかしちゃろ〜〜。

 まずはじゃがいもを洗ってそのままきっちりラップで包み、レンジでチン♪ こうすると自前の水分で蒸し上がってほくほく仕上がるのですねー。ゆでるよりかよほどカンタンだし。で、竹串がスッと通るくらいまで加熱したものを、皮を剥がして1cmくらいの厚さに切ってみました。
 その間にイワシには塩コショウ。そしてニンニクとシソをみじん切りにして、パン粉1カップ分くらい&乾燥パセリ大さじ1くらい&タイム少々塩少々と一緒にがっさりと混ぜ、それからしばし考えた末に、粉チーズをどさどさ加えてまた混ぜる。
(これは生パン粉でやった方がきっとよりおいしいのでしょうが、普通のパン粉でも全然だいじょぶです。ニンニクとシソの水分で勝手にしっとりしてくれます(笑)。粉チーズは好みでいいと思う。大庭はチーズ好きなのでたっぷり入れましたが、キライな方は抜いちゃっても構わないと思いますー。)
 これだけでは旨味に欠けるかもと思ったので、急遽玉ねぎをみじん切りにして透き通るくらいまで炒め、アスパラとエリンギは食べやすい大きさに切って、これで下ごしらえ終了〜。
 グラタン皿にオリーブオイルを入れてぐるっと全体に伸ばしたとこへ、チンして切っておいたじゃがいもを適当に並べ、その上に炒めた玉ねぎを載せて、アスパラとエリンギを散らす。そこへパン粉ミックスを軽くひとつかみくらいずつかけて、イワシを3枚ずつぺたぺたと並べ、更に上から残ったパン粉ミックスをかけて、オーブントースターで15分くらい焼きました。
 表面のパン粉が焦げ付きそうなら、アルミホイルか何かでカバーした方がいいでしょう。香ばしくキツネ色に焼き色がつくくらいがベストv
 行き当たりばったりに作った割にはおいしかったです(=^^=) 
 あ、うちは2人ですんで、上記分量はだいたい2人前ね。といってもすごく適当ですが(笑)。昨日は大きめのじゃがいも1個と小ぶりの玉ねぎ半分とニンニクは大きめのひとかけを使いましたー。

 これにグリーンサラダとスープでもつければ立派なディナーよね♪ 辛口の白ワインなんかをキリッと冷やしてつけたいものだわ。イワシじゃなくても、小アジやサンマでも結構似合いそう。そのうちサンマが安売りになったら、サンマでもやってみようっと♪

 いやあ、やっぱり大庭は家事では料理が一番好きだなあ!

(8/31/02)




◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 
 ★ アボカド

 最近更新してないな〜っと思ったので、雑記でも。でもって、こんな時のネタと言ったらやっぱり食べ物ネタでーす☆

 大庭はおおむね好き嫌いというものはない方ですが、「アボガドとピータンだけは苦手!」と言ってた時期がありました。アボドではなくアボドと間違って言ってたあたり、いかにもですね〜(笑)
 まだアボカドというものが比較的珍しかった頃に、母がマヨネーズ和えのサラダとして出してきたものが、「なんだか青臭い上にぬめっとしててイヤー!」と思えてしまって、以来めちゃめちゃ毛嫌いしていたのです。
 当時はまだお嬢ちゃん年令だったし、そうなると大庭はかたくな。「アボカドがトロの味」なんて話をちらほら聞くようになってからも、「なんであんなもんが…」と甚だ疑わしいと思っていたのでした。

 そんな大庭は、アメリカに赴任してからも、アボカド入りの「カリフォルニア巻」はなんとなく敬遠して、スシ定食に入っていたりするとダンナに食べてもらったりなんかしてたのですが。
 ある日、同じ英会話教室に通っていたメキシカンの友人宅に招かれて、メキシコ料理をふるまってもらった時のこと。ファヒタを食べるとき、「こちらもどうぞv」と勧められたアボカドディップを、これも礼儀と恐る恐る試し、なんだうまいじゃないか…とびっくりしたのであります。なんだか肉の味がまろやかになって、他の野菜や米や豆ペーストとの調和が引き立つ感じですっごくおいしく感じられたのですわ。いや〜、やっぱりこういうのは本場の食べ方で食べないとイカンのだなあなどと感心。アボカド見直すべきかもとちょっとだけ反省したのでありました。
 で、そうなると今度は俄然チャレンジャーと化す極端な大庭は、次にスシバーへ行った折にカリフォルニア巻も「えいっ!」と試してみたのですね。
 ……うまいじゃん!!
 確かに、「トロの味」かどうか考え込むとそれはちょっとどうよと思うのですが、そういう問題を離れて普通にうまい。特に、カニかまとよく合うことに感心してしまって、今度はすっかりアボカドファンになってしまったのでした〜(笑)
 そして現在、日本のスーパーでカニかまとレタスを使った「サラダ巻」なんていう巻き物を見るにつけ、「なんでアボカドを入れないんだ。うまいのに」なんて思ってしまうというこの豹変ぶり。はははは、大庭ってほんと単純(^^;)

 でもほんとにお勧めできます、アボカド入りのスシ。うちでは手巻きにすることが多いかな。簡単だし。
 一緒に巻き込むのはカニかま(これは絶対外せない!)ときゅうり、それにサーモンなんかもよく合います。
(アボカドとエビやカニ、サーモン等はほんとによく合う。普通にシーフードとアボカドのサラダ、なんていうのもおいしいですよーv その際、マヨネーズにはしょうゆを少し足すのが吉/笑)
 アボカドは皮が真っ黒で少し弾力が感じられるくらいのものを選び、皮をむいて種を外し、変色を防ぐためにレモン汁をかけて使います。で、普通に手巻き寿司のネタとして他のものと一緒にせっせと巻いて、ワサビ醤油をたっぷりつけて食するのですわ。安上がりでおいしくてヘルシーで、結構お腹もちもいいですよ♪
 夏の疲れがおハダに残るこの時期、アボカドのビタミンEでリフレッシュを図るというのはいかがでしょv(^^)

(9/25/02)




◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 
 ★ 二周年

 二年経ちました。今日から三年目です。あらまあ!
 いやあ、一年前には一周年をお祝いしてたんですなあ〜(当たり前)

 いえ、一周年の感慨とはまた違ったものがあって、これはこれでなかなか感無量です。
 思えば一年前には、既にそろそろ帰国準備にかからねばというタイミングと重なったこともあって、一周年記念更新は皆様お心尽くしのお祝品を飾らせて頂いた以外、雑記でのご挨拶のみ(あ、作品リストも作ったんだっけ)という少々ふがいないものであったのですね。その後も結局頂き物と雑記ばかりで更新していて、あれよあれよと言う間の更新休止とネット落ち。その間に実生活の方では、どたばたと日本に帰ってきて、何をどこに収めればいいのよう!とパニックしたりなどしていたわけですが。
 そんなわけでぼちぼちと活動していた感の強いこの二年目でありましたが、こうしてまた節目の日を晴れて迎えることができて、とっても嬉しいです。
 大庭のネット落ち中にも遊びに来て下さっていた方々、再開を楽しみにしてましたと言って下さった皆様、その暖かさに支えられての復帰であったと、大庭はじんわり思っております。
 そして、日々カウンターを回して下さっている皆様からエネルギーを頂いて、こうしてサイト運営を続けてこられたことを、心から感謝します。

 元々、「一年はできるじゃろう」とは思っていたのですが、こうして丸二年を経たからには、なんとなくこのまま十年でも二十年でもバカやっていられそうな気もしております。
 この年でここまで深くはまったからには、そうそう冷めはしないのよ。他ジャンルに浮気する気も起きないし(そんなエネルギーは残ってナイ。全てオスカーさまに捧げ尽くしてるわ〜)、オスアンというこのジャンルが例え下火になっても、細々と場末で活動を続けているんではないでしょうか(笑)。そういうのも結構いいかもなんて思っているのでした。

 ともあれ、二年間の御愛顧ありがとうございます。今後とも御縁の続く限り、大庭と「Ring of Fire」をよろしくお願いいたしますねvv

(10/2/02)




◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 
 ★「炎の末裔」

 今夏、保安官オスカーものを書こうっと♪ と決めてから、大庭は彼の名字を色々と考えました。

 元々大庭は「オスカー=ケルト」派でございまして、モンゴルとかのイメージよりはエメラルド・アイルのイメージの方が好き〜という傾向があるのですね。で、現代アメリカもののパラレルである今回の創作でも、やっぱりアイリッシュ系の名前をつけたいものよのうと思っていたわけです。
 アイルランドな名字と言ったら、一目でわかるのが「O'」のつく名前。これがついてればまず間違いなくアイリッシュ。「Mac」が頭についているのも、半分はアイルランドで半分はスコットランドなんだとか。(ちなみにスコットランドの方が、「Mc」と略する傾向が強いという記述も目にしたです。)どっちも「息子」「子孫」という意味なんですって。
(「O'」の方は「Of どこそこ」という、地名がらみの名前だというケースもある、らしい。知り合いのアイルランド系アメリカ人がそう主張していたので。)
 そんなわけで、「オ」か「マク」のつく名前〜と思って考えたのですが。
 でも、オライリーだのオコナーだのオブライエンだのオマリーだのって、カタカナにするとやっぱり「オスカー」との語呂(というか見栄え)が今一つのような気が(笑)。
 じゃあ、マクブライドとかマコーリーとかマケインとかマクレインとか。あ、オスカー・マクレインなんていいかな。と、一旦は思ったわけです。
 ところがたまたまその時期に、ちょいと「マクレイン」という名字に個人的にイヤンな印象ができてしまったもので、ちょっと興醒め。一から考え直しと相成りました。

 そうなると欲が出て来るもので、どうせだったらやっぱり「炎」にちょっとでも関わりのありそうな名前にしたいなあ〜という気持ちが強くなった大庭は、ネットであれこれ調べてみたのです。
 そしたらやっぱり、あるもんですねえ! アイルランドでなおかつ「炎」な名前!!(喜)
 ゲール語で「fire」を意味する「Aodh」(「エイ」と発音)という男子の名がありまして、その名前と上述の「息子」の組み合わせによる名字「Mac Aodha」もしくは「O hAodha」というのが、現在使われている多くの名字の元になったという記述を発見したのですわ。らっき☆
 McHugh, McKay, MacKay, McKee, McKey, McCoy, Eason, Hewson, O'Hea, O'Hay, O'Hugh, Hay, Hayes, Hughesなどなどなど。一見、これが全部おんなじグループの仲間かいと疑りたくなるような羅列も、確かにその成り立ちを聞くとなるほど納得。
「Aodh」というのは元々は古代ケルトの太陽と火の神だそうなので、これらの名前は全て「炎の子」であり「火の神の末裔」なわけですね。うーん、ロマンロマン♪

 いやー、調べてみるもんだなあ!(笑)
 これだけあれば当分ファイヤーな名前には事欠かないわねv …まあカタカナで「オヒュー」とか見たら吹き出しちゃうこと確実なので、ちょと使えないかもというのはありますが(^^;)
 そんなわけで、今回は「Oscar MacKay」氏にけって〜いv
 日本語の中で「マッケイ保安官」と書くとちょっと語呂が悪いかもですが、アンジェがあの声で "Sheriff MacKay" と呼び掛けるんだなと考えるとなかなかイイ感じのように思えたので、これで行くことにしちゃいました♪
(日本語読みだと「ッケイ」ぽいですがホントは「マーイ」みたいな感じなんではないかと。^^)←蛇足
 いつもの守護聖オスカー同様、シェリフ・マッケイもどうぞよろしくお願いします〜。(深々)

(10/2/02)




◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 
 ★ 木枯らし吹いて

 この週末は、いきなりきゅ〜っと冷え込んで、昨日はうちのあたりでも木枯らし一号とやらが吹いたらしいです。どうりで半袖+Gジャンでは寒いと思ったよ(近くの山にある公園にウォーキングに行ってきていた)。
 こうなってくると一気に鍋がうまい季節だわっというわけで、週末は鍋物二連発でしたv
 一昨日は久々のすき焼きだったので何一つ余りませんでしたが、昨夜は普通に鍋だったので、ちゃんとい〜い味の出たダシが残っているのよv ふふふ、本日のお昼ご飯は雑炊だあ♪ ほかほか、幸せ〜vvv

 そんな調子で、急に深まって来た晩秋を満喫している大庭なのですが。
 本格的に寒くなったらまた動くのが億劫になるしと思って、先週あたりからじわじわと、来春に迫ってきた引っ越しに備え、タンスや押し入れを漁っては不要品をどさどさ捨てまくっていたのです。
 そんな中、すっかり忘れられていた箱の中から、大量の毛糸と編みかけの男物ベストが発掘されたのでありました。

 ………いつの編み物だ、これ???

 記憶をいくら探っても、いつ編んでいたものか覚えのないそのベスト。既に前身頃と後ろ身頃まで編み上がっていて、後は裾を編んで肩をはいで襟と袖ぐりを編むだけというところで、ぴたりと止まっているのでした。何故だあ。(どんなに記憶を探っても、ほんとに全く覚えていない…。)
 まあ、ダンナの為に編んでいたということだけは思いきり確実ですので、「ねーねー、今さら手編みベストなんて着る?」と伺いをたててみました。
「あれば着るよ」との返事に、それじゃあ一応仕上げるか、と、何年ぶりかに編み棒を取り上げたのであります。

 いやあ、久々です、編み物。でも編み始めると結構手が覚えているもんだなあと思ったり。
 大庭は針仕事は大っっっキライなのですが、編み物は割と好きな方なのです。たいして上手じゃないし、編み目なんかもそんなに揃ってもいないんだけど、普段の部屋着にはオッケーでしょという程度のものは作れるので、インターネットのないアメリカ暮らし(要するにヒマを絵に描いたような生活)をしていた90年代前半には、冬のお楽しみとしてちょいちょいセーターやらカーディガンやら編んでおったのでした。
 今回は上述の事情で裾のゴム編みから始めたので、久しぶりの手慣らしにはお誂え向き。
 風は冷たいけれどもよく晴れて空の高い秋の日に、なんにも考えずにぼ〜っと手を動かすというのも結構いいもんだなあ〜などと、すっかりなごんでいるのでありました。

 男物と女物各一枚分ずつくらいの毛糸玉もあることだし、今年は本気で何か新しく編もうかな♪
 あ、いや、創作も致しますよ。
 決して、行き詰まった末の逃避というわけでは…(笑)

(10/28/02)





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