Life Goes On

 
 ★ アキの宮島

 今年はダンナ両親の金婚式。そのお祝いとして、この週末は両親を連れて晩秋の安芸へ小旅行に行って参りました。
 大庭は小さい頃に「アキの宮島」というのを「秋の宮島」だと思い込んで以来、大人になって相当経つまでそれが「安芸」であるとは知らずに過ごしてました。で、「宮島というのは秋に行くところなのだな」とか何とか思ってたのですねー。まあ紅葉でも有名な所であるようなので、あながち間違ってはいなかったよねとは今でもちょっぴり思っておりますが(笑)。
 そんなわけで、あわよくば紅葉も楽しみたいとの期待を持ちつつ、呉から陸路江田島へ回って一泊、フェリーで広島へ渡り、宮島まで行って一泊、翌朝ちょっと山口まで足を伸ばして錦帯橋だけ見てから、あとは一気に大阪まで帰るというドライブ旅行。これが大庭の初広島&山口であります。

 実は大庭ダンナの父は旧海軍兵学校の最後の卒業生でして、その青春思い出旅行も兼ねて兵学校があった江田島にも行ってきたのですが。
 大庭夫婦は、以前ワシントンDCに行ったとき、ついでに足を伸ばしてアナポリス(米海軍士官学校)にも行ってるので、あとはイギリスでダートマスに行けば「世界三大兵学校」(と昔言われていたらしい)制覇かも。
 そういえばコロラド・ロッキーに行ったとき、ついでにコロラドスプリングスの米空軍士官学校にも行ってるし、むかーしむかし大昔、まだ小学校低学年くらいの頃に、陸自の富士学校に行って戦車を見たよーな覚えが。…兵学校づいてるのか、私。ミリタリーマニアでもないのに何故(^^;)
 しかし、兵学校の資料館などを見学しながら大庭はやっぱり、「強さを司る炎の守護聖」をマジメに書くからには、大切なものを守る為の力というものやその是非について正面から考えることも必要であるかも知れん…などとゆーことをつらつら考えていたのでした。
(そんでもって、売店でダンナが「アメリカ海軍士官候補生読本」なるものを買ってるのを見て、「しめしめ、何かの役に立つかも知れないし、後で私も読ましてもらおう♪」などとも考えていた/笑)

 その日は昼食に呉の洋食屋で「海軍さんの肉じゃが」とかビフカツの上にデミグラスソースをかけた洋風カツ丼とかを食し、晩は宿でカキフライに鯛の刺身にかぶと煮に潮汁というような、いかにも瀬戸内〜なお食事。どれも大層おいしかったけど、でもまあ日本の旅先としては割と普通な感じだったかな。いえ、アメリカ旅行のレベルから言ったら、ここまででもものすごくグルメだったのですが。
 でも今回はやはりあらゆる意味で、宮島泊の日がメイン。さあっ食べるぞおーっと意気込んで宮島へ渡りましたとも!(…厳島神社はどうした。世界遺産だぞ/笑)
 名物あなご丼を食べてー、焼き牡蛎を食べてー、歩きながら熱々のあなご竹輪を食べてー、そんでもって色んな味のもみじまんじゅうをあれこれ買い込んできて宿でお茶v
 早めにひと風呂浴びて、売店で買ったあなごせんべいや牡蛎の浜焼きといった珍味をつまみにビールが旨いvv
 夕食がまた、これこそ国内旅行の醍醐味よねvというような豪華和食。牡蛎も土手鍋とかフライとかでいろいろ食べたし、松茸の土瓶蒸しも実は初体験だったのですごく嬉しかったし、あなごの乗った飯蒸しとかかぶらとかもおいしかったなー、と、何から何まで満足満足♪ いや〜〜、よく食べた! 久々に「もうダメ」と思うくらい食べちゃった(笑)
 ついでに翌日の錦帯橋でも、やっぱり名物らしい「岩国寿司」とゆーものを買い込んで来てお昼ご飯に致しましたし、「食」という意味では言う事なしの大変満足のゆく旅でございました。

 あ、厳島神社もなかなか綺麗でよかったですよー。鳥居はなんか色がハゲてて思ってたような朱ではなかったですが。
 鹿がそこらに沢山うろついていたのも意外でしたね。鹿と言えば奈良かと思っていたわ(笑)。すごく可愛い仔鹿がいっぱいいましたーv(でも鹿せんべいはやらんかった)
 紅葉谷の紅葉の方はほぼ終わりかけで、もう盛りを過ぎてた感があったのがちょっとだけ残念でしたが、それでもすごく綺麗な一角があったので満足したです。なによりお天気に恵まれていたのが最高でしたしね♪
 いや、週間予報とかを見てた頃にはどうもぐずついた天気になりそうだとの予想だったのですが、なんのなんの。三日ともどうしたんだというくらいの好天に恵まれて、ぽかぽか陽気の中の観光となったのでした。らっきvv

 もみじにはちょっとだけ遅かったとはいえ、山はすっかり秋の装い。もみじよりもナナカマドの紅葉が鮮やかで綺麗であったのが、それはそれでなんだかとっても大庭らしいかもとも思えた、アキの宮島旅行であったのでありました♪ 

(11/25/02)




◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 
 ★ カゼ薬

 …風邪ひいてしまいました。
 今んとこ熱だけはないけど、とにかくくしゃみ鼻水鼻づまりに咳たん喉の荒れと、すっかり総合感冒薬のCM状態に。
 で、家に今その総合感冒薬なるものが全然なかったということにカゼひいてから気付いた大庭は、ぶつぶつ言いつつ着膨れて近所の薬屋に出かけて行ったのであります。

「えーと、風邪薬下さい。鼻とか喉とかの風邪に効くようなの」
「あっ、それでしたら、できればこうしたアンプルと一緒になっているものを飲んで頂くと治りが早いんですが」
「……あんぷる〜?(半分ぼーっとしている)」
「ええ、薬と一緒にこういうの飲んでもらったら、早く治りますから」
「…んじゃ、それ下さい(この際何でもいいという気分)」
「はいっ、2384円いただきます!」

 …………高くないか、それ…?
 いやまあ、何年も日本で薬なんて買ってないから感覚がずれてるのかも知れないですが、12包の粉薬とアンプル3本でそれかい。
 ん〜なんかダマされたような気持ち〜。家帰ってそのアンプルなるもんをよく見たら単に栄養剤だし、養命酒でも飲んでりゃ済んだのでは。病人の弱気につけこんで、割高なセットもの買わせたんじゃーなかろーか。ちっ。
 話の通りに効けばいいけど、明らかに治りが早いって実感がなかったらば、二度とあの薬局には行かん。ぶつぶつぶつ。(病人なので少々根性が曲がっているらしい)

 まあいいや。とにかくそれ飲んでとっとと寝ます。
 効いてくれますように〜〜〜〜。

(11/29/02)




◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 
 ★ 喉元過ぎればと言うけれど

 先週の金曜に、下部内視鏡検査なるものを受けてきました。
 一応17歳乙女の恥じらいで(ウソ)ぼかして言ってみましたが、ま、要するに胃カメラ飲むのではなくて下から…ということであります(^^;)
 ちょいと人間ドックでひっかかっちゃったので、念のための精密検査ってことだったのですが。

 いやあ〜、しんどかった。何が一番しんどいって、検査の前準備として飲まされる2リットルの腸管洗浄剤よ。
 事前に説明を受けた際、先生がにっこり笑って曰く、「いや、私も飲んだことありますが、あれはどなたに聞いても評判がすこぶる悪いんですよ。全国津々浦々、どこに行ってもおんなじ味です。頑張って飲んで下さいね」ですと。…センセ、そんなコトそんなににこやかに言わんで下さい…(涙)
 一体どんなにひどい味のものを飲まされるのやら。でもって、そんなの2リットル飲むのですかーっ。
 えーっと、2リットルと言えば半ガロン。うーむ、時間をかければなんとかなるか。…いやしかし、2000ccと言えば一升プラス牛乳瓶一本分だよね。うへえ〜〜そんなに飲むんかい〜。
 ──と、大庭は話だけですっかりげんなりしておったのでした。

 いや、まあ、実際には、思ってたほど殺人的にまずいものではなかったんですけどね(^^;)
 これまで大庭の人生で飲まされた中で一番えれ〜味の睡眠薬(むかーし自律神経失調で倒れたときに、念の為に受けた脳波検査で飲まされた)みたいなのを想像して恐々としていたんですけど、それに比べたら全然マシ。それにさらっとした単なる液体である分、バリウムより飲みやすいくらいでした。
 えーっとね、なんかちょっとだけしょっぱくて、後味がわずかにえぐくて薬臭い、薄めた海水に消毒薬を放り込んだみたいな感じ。冷やして飲めば、まあそんなにひどい味でもないかな……コップに一〜二杯飲むだけなら。
 いやこれがもう、とにかく飲んでも飲んでもなくならない。冷たい方が飲みやすいので氷を入れて飲んでたら、だんだん寒くなっちゃって。前日から絶食していたことでもあり、なんだか熱量が足りないわ〜っとガタガタ震えながらひーひー飲みましたよ。幸い、看護婦さんが親切にもアメをくれまして、それを口に含んで味をごまかしながら飲めばなんとか氷なしでも行けたので、後半はひたすらアメ頼みで頑張りました。
 でもねー、大庭はねー、2リットル飲んでも準備オッケーっていう状態にならなくって、追加でもうあと500mlも飲まされたのよ結局ーーー(><)

 そこまでで既に2時間強。なんとか準備が整ったら検査着に着替え、台に上がって検査本番なのですが、まあそこまで来たら気分はすっかり俎板の上の鯉状態。(それでも必要な薬剤入れる為の点滴がうまく入らなくて、結局二箇所にぶすぶす針を刺されちゃったのがなんか悔しかったんだけど!)
 検査自体もね…ほとんどは別に違和感というほどのものもなくてへっちゃらだったんですが、腸の曲り角を通る時がゴーモン。ひきつれるような痛みに身体は突っ張るし、堪えようとはしてみてもやっぱりぐううーっと唸り声が漏れてしまうような状態で、何度「ヘタクソーッ」と暴れてやろうかと思ったことか。なだめるように足をさすってくれてた看護婦さんの手が、マジでありがたかったですよ天使さま! 本気で人の掌には癒しの力が宿っていると実感しましたわ。
 まあ痛みがあるのはその一時だけで、一旦通ってしまったらもう平気だったんですが、でも本気で辛かったですー、げしょげしょ。(計3回くらいひどく辛いとこがあった;;)
 結局検査にも一時間強かかったかなあ。終わったときはなんだか消耗しちゃってぐったりでした。

 で、やっぱり。
 大山鳴動してネズミ一匹出なかった…というわけには行かず、結局ポリープが一個見つかったのでした。ちっ。
 現在組織の生検の結果待ち中なのですが、その場で先生に「見た目は良性みたいですけど、一応取っといた方がいいでしょうねー」と言われましたし、そのうちまた手術のために行かなくちゃなのでした。
 くっそ〜〜〜、どうせ内視鏡手術で処置するんだろうし、ちゃっちゃと一回で済ませてくれればいいものを〜(恨)
 またあの薬剤2リットル飲むのかーい!と思うと、ちょっと悔しいです。
 あーでも、ポリープ取った後にもやっぱり定期的に内視鏡検査はすることになるんだろうしなー。しょうがない、この次は自分でアメ玉持って行こう…。
 まあ、3日経って苦痛の記憶は薄れたものの、正直言って何度も受けたいような検査ではないのですが。でも必要ならば仕方ない、肚をくくって受けましょうともっていうくらいの気分かな。

 でもっ! 私はここで声を大にして言いたいっっ!
 製薬屋さんーーーーーーーーーっ! 早いとこ、もちょっとイイ味の薬を少量飲めば済むようにしてようーーーーーっ!! 

(12/9/02)




◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 
 ★ クリスマスv

 早いもので今年ももうクリスマス・イブなのですねーっ。
 大庭はクリスマスが大好きです。元から結構好きだったのですが、アメリカ行ってから特にその傾向に拍車がかかったみたい。
 クリスマスキャロルにツリーにプレゼントにご馳走v どれをとってもだあい好きvv
 私が中学高校と通っていたガッコは、ミッション系ではないのに礼拝があるという学校でして、日頃から賛美歌を四部合唱で歌うことが当たり前〜な環境であったのでした。でもって、クリスマス関連の賛美歌というのがどれもこれも大好きだったのですよ大庭は!(真剣に信仰を持つには至らなかったが賛美歌はかなり好きだった)
「もろびとこぞりて」とか「あらののはてに」なんかを歌い上げるのも好きだったし、「ひさしくまちにし」みたいなちょっとシブめのところも大好きで。
 いわゆるポピュラーなクリスマスソングもとっても好きなのですが、町中などでふと賛美歌のメロディを聞くと、やっぱりクリスマスにはこれよね…などと思うのでした。

 それにしても、去年はそこまで気付く余裕もなかったのですが、最近はそこらの商店街を歩いていても英語のクリスマスソングが流れてくることが多くなりましたねえ!
 都心部のしゃれたお店とかならともかく、近所のスーパーなんかでは大概「真っ赤なお鼻の〜トナカイさ〜ん〜は〜〜〜♪」と日本語版が流れているのが定番かと思っていましたが、今年はうちの近所じゃ英語の歌しか聞いたことがないです。
 これってやっぱり、「小さいうちから英語に親しませなければ!!!」と思っておられるおかーサマが増えてきている(らしい)ということと関係があるのかしら〜、などとつらつら思ったり。それじゃあこれからの子供は「ルドルフ」という名前を聞けば鼻の赤いトナカイさんだと思うようになるのかしら…って、さすがにそこまでは難しいかな(笑)

 町のイルミネーションも年々派手になっているようだし、住宅街でもそれらしく飾り付けをした家が増えてきているし、見てるだけでも楽しいですv
 ちなみにうちのツリーは、アメリカサイズなのでどでかいです。全高6フィート半あるものを、てっぺんに天使様のツリートップを飾る都合で、人形の安定がいいように先っちょを折り曲げてあるのですが、多分それでも189cmくらいは優にあると思うなあ。アメリカのアパートでも結構でっかく見えまして、「うーむ、こんなにでかいのかオスカー様」とか思ってました(笑)
 でも今の社宅だと間取りや家具の位置との兼合いで、そのツリーを置くとストーブが置けなくなってしまうもので、ここで飾るのは諦めちゃった(^^;)。
「どうせもうすぐ引っ越しだしぃ〜、所詮は仮住まいなんだからミニツリーだけでいいや〜」と、今年は日和ってしまったのですわ。来年はちゃんと飾って写真も撮って、サイトのトップ画像にでも使いたいものよのうと、一応野望を燃やすだけは燃やしておりますが。さてどうなりますことか〜〜。

 十二月の声を聞くと同時にツリーを出してきて飾り立て、その下にだんだんプレゼントの箱が増えてきて…というわくわく気分が大好き。
 丸一日かけてツリーを組み立て、リボンやビーズや山ほどのオーナメントで飾り付けて、それからダンナのためにひとつ、自分の為に一つ、プレゼントを買ってきてツリーの下に置き(この場合『プレゼントを用意する』という行為そのものが楽しい)、箱数を稼ぐために毎年買ってる日めくりカレンダーなんかも綺麗にラッピングしてそこへ並べ、ほぼ一月の間クリスマスシーズンな気分にどっぷり浸る──というのが、アメリカで覚えた私の道楽。
 うーん、来年こそは存分にその道楽を楽しみたいなあ!(新居もたいして広くないことは、故意に頭の中から閉め出しているらしい)
 ま、今年はローストチキンにワインにケーキ、というのだけでもいっか。…ふふふ、他のことを諦めても、食い道楽な部分だけは譲らなくってよ♪

 ともあれこの時期我が家にまさる場所はなしv というわけで、おうちでささやか〜にお祝いしまーすvv 

(12/24/02)




◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 
 ★ あっという間に

 一月が行ってしまったわー!
 むかーし会社勤めをしていた頃、支社長の年頭の訓示みたいなモノで言われたことにゃ、このあと「二月は逃げてしまい、三月は去ってしまう」と続くのですが。(『だから正月気分から早く抜けて、がんがん年度末まで気合い入れて行けよ』って話だった/笑)
 いや〜〜〜、今年ほどその言葉がどどんとのしかかってくる年はないかもです。これから四月くらいにかけて、実生活の方がぎゅんぎゅん忙しくなるのですわ。たまらんなあ〜。(大庭は基本的にぐーたらで、ボーっとするのが何よりも好きな奴なのにぃ)
 とりあえず二月末に、上の方でさんざん「マズいものを飲まされたー!」と騒いだあの時見つかったポリープを取るため入院します。まあ入院と言っても、当日早朝から準備にかかる為に前日入りしておくのと、一晩だけ様子見するということで、そう大仰な話でもないのですが。
 で、それが済んだら三月中旬には一大イベント「お引越」が待っているのですわ。

 振り返ってみると、私は結婚以来ばたばた動いてばかりだったような気がします。一箇所に腰を落ち着けていたのって、最初にテネシーに住んだ時の四年半が最長で、あとは一年半とか二年とか、最短だと九ヶ月とか。今回も結局一年と数カ月で動くことになるし、なんだか引越ばかりしてるなあという印象がありますね。
 一応、今度の引越が終わったら、これで当分は落ち着けるはずなのですが。(…これでまた海外勤務なんて話が出ないで欲しいわ、切実に。もういい加減充分だよう〜)

 ともあれ今度はほんとに「新生活」な気分で、家具の一新なんかも画策しておったりするのです。その準備のあれこれと共に、手続き関係の諸々だのなんだので、どの週末ももうびっしり。でもま、基本的には楽しいことの為のどたばたなので、さほど苦労というほどのことはないです。…ただ単に、のんびりネット&創作活動する時間が削られるっていうだけで。(くう!)
 とりあえず、今抱えてる連載くらいはちゃんとしておきたいって思っているんだけどな。頑張りまっす。
 その分雑記は減るかなあ(^^;)。多分、次に雑記を書くのは手術後で、そしてその次は恐らく引越の済んだ後っていうことになるでしょう〜。

(1/31/03)




◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 
 ★ 十万ヒット

 上で「次は手術後」とか言ってましたが、折角の記念ですのでちょっとだけ(笑)。

 この度、当サイトもついに10万ヒットを達成し、6桁に突入致しました。
 立ち上げ当初は「5桁くらいは目指してもいいよね♪」程度の気持ちで、4万5万まで届くくらいは続けたいかな〜と、そんな風に思っていたものでしたが。うーん、感無量です。
 皆様どうもありがとうございます。とても嬉しいです。うちのオスカー&アンジェを応援して頂けることも勿論とても有難く光栄であるのですが、幸せなオスアンやかっこいいオスカー様をお好きでいて下さる方がいっぱいいらっしゃるのだわ〜vということが、何よりも嬉しいのでしたvvv

 今後もオスカーバカ全開で、オスアンラブラブハッピー至上主義を貫いて突き進みたいと思います♪
 これからもどうぞよろしくおつきあい下さいませね。

(2/20/03)




◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 
 ★ 手術&入院顛末記

 警告。(笑)
 今回の手術が結構面白かったので、そのネタで書こうと思うのですが。でもちょいとナマナマしい話になりますので、その手の話がニガテな方は、この先は避けておかれた方が賢明であろうかと思われます(ぺこり)。











 よろしゅござんすか?
 よろしゅござんすね??












 さて、それでは。
 え〜、今回私が受けて来たのは、内視鏡的大腸ポリープ切除術、というものであります。要するに、内視鏡でずずいと患部のとこまで入って行って、観察をしつつ同時に内視鏡の先端から出して来た七つ道具(あくまで例えね。さすがに七つはないかと…いやあるかな?どうだろう)を使って、高周波電流で灼き切るとゆー処置を行うというものなのですね。
 腸の内部というのは、意外なことに神経は通ってないのだそうで、局部麻酔すらなしで行われました。当然こっちの意識はハッキリしてるわけですし、更に私が手術を受けた病院では、本人もモニターで逐一腸内の様子を見ることができたのですわ。私はそういうのも全然平気なので、すっかり興味津々でばっちり全てを見て参りました!(笑)

 …それはいいんだけど、私の腸ってば人より長くて複雑な曲がり方をしてるらしく、やっぱり今度も患部の傍まで入っていくのがもう大変!(><)
 前回検査の時の先生もヘタっぴだったわけではないと判明。逆にとても優しく丁寧なタイプであったのだそうで、手術の前日主治医の先生にも、「その先生でそんなに辛かったってことは…やっばいなァ〜〜〜〜〜(苦笑)」と言われてしまいましたよ。いやそんなこと言われても〜。ヤバいのはアタシです、センセ…(冷汗)
 それでもこちらも二回目ともなるとハラも座るというか、「お、この辺はこないだも!」「くーっここを越えれば楽になる筈っ!」と先が読めるようにもなってましたので、主観的な辛さは前回ほどではなかったです。
(例の事前に飲むアレも、だんだんコツがつかめて楽に飲めるようにもなってきましたしね。前回は結局2.5リットル飲みましたが、今回は1.8リットルの時点でOKが出たのですよ。勝利!)
 こんなことに慣れるのもどうよと思いつつ、それでも結構ヘーキになってきたのは有難いかも。なにせこれから定期的に検査は受けなきゃならない身分になっちまったですからねぃ(^^;)

 さて、そんなこんなで、多少の苦痛はあったものの。
 腸内をぐんぐん奥へと進んでゆく映像をモニターで見ながら、なんとなく気分はミクロあどべんちゃー(笑)。前回もなんだか感心してしまったのですが、腸の中って意外な程白くて綺麗なのですよねー。なんとなく、臓器の中って生々しく赤いもんだと思い込んでましたので、あれは新鮮な驚きでした。
 時折お腹が突っ張るような痛みに耐えつつ進行を見守るうちに、前方に「出たな怪物!」な感じでどよ〜んとたゆたうポリープが見えてきまして、いよいよ処置に入るわけです。
「たゆたう」ポリープってどういうものかと言いますと、今回の私の場合、キノコよろしく長い茎の先っぽにポリープがつながっている(正確には、ポリープに引っ張られて正常粘膜が長く茎状に伸びてしまっている)という形態だったのですね。で、そういう場合は茎の中に血管が通っている場合が多いのだそうです。なので、茎の根元の方をクリップみたいなものでバチンバチンと止めておいて血の流れを止め、その上で先っちょに輪っかのようなものを引っ掛けてそこに電流を流し、ぷっちんと灼き切るわけです。(クリップはそのうち勝手に外れて排泄されるらしい。)
「じゃあ処置しますねー」との先生の声に続いて、モニター内でポリープがぶちんと切り取られた…ところまでは良かったのですが。その後からやっぱしちょっと出血しちゃったのですわ。先生が「うわ、やっぱり出たか!」と言いつつ、速攻止血処置。大庭は割と血も平気な方なので、さほどパニクることもなく、「おうおうおう、うまく止めてやって下さいよぅ〜」という気分でモニターを見つめること数分。あっちもこっちもこれでもかー!というくらいクリップ留めして、そこらに流れた血も綺麗に吸い出し、よーやく処置が終わりとなったのでした。やれやれ(^^;)
 この間、別に痛みもなーんにもないというのが、奇妙に他人事のよう。ただ、クリップ留めする際に「バチン」「バチン」という衝撃というか振動が伝わってくるのだけが感じられて、「おお今まさに私のハラの中でこのよーなことが行われているのか」と、妙に感動していた呑気な大庭だったのでした。 

 それでもやっぱり手術は手術、それなりに体に負担はあったようで、術後はず〜っとぐったり寝てばっかりいましたね。先生からも「こういうケースではやはり出血の危険があるので、一日退院は待ちましょう」と言われちゃうし、そのまま連泊決定。
 出血止めの点滴をずっと受けていたので、そのせいで眠かったというのもあるかも知れませんが、ほぼ丸二日というもの、うとうとうとうと寝て暮らしておりました。
(そして起きてる時には、プリントアウトして行った「Happily Ever After」をつらつら読み返してた。最後の盛り上がりをどうするか〜とか考えながら、またうつらうつら…。いくらでも好きなだけ寝ていていいし、食事は勝手に出てくるし、結構いい生活してたなあ!/笑)
 ちなみに今回は6人部屋だったのですが、周り中なぜかみ〜んな心臓疾患のおバアちゃまばっかしで。「寂しい、帰りたい」と泣いちゃう小っちゃなかわいいおバアちゃんとか、お見舞いに来た旦那さんにずーっと小言を言い続けるおバアちゃんとか、朝まで元気満々だったおバアちゃんがいきなり容体急変して緊急手術からICU入りになっちゃうとか(心臓はやっぱり怖いな〜っと実感)、なんだか数日で色んな人間ドラマを見てきてしまいましたー。
 お医者様も看護婦さん(今は看護師さんとゆーらしいが)もみんなすごく親身な感じで優しくて、いい病院でしたわ。設備も綺麗で気持ち良かったですしね。
 でも病院食ってもっと薄味なのかと思っていたらば、意外としっかり味がついてたのでびっくりした(笑)。ま、隣のおばあちゃん達は「味がない」とか嘆いていたので、高血圧な人には減塩食になるとかの違いがあるのかなとは思いましたが。
何にせよ、初の入院生活は色々と興味深かったです。

 今回私は、放っておいても大丈夫なことは大丈夫、という程度の良性ポリープを取ったわけですが。
 一般に今大腸ポリープっていうのはどんどん増えていて(食事が欧米化してるので)、その中にはガン変してゆく危険なものというのも結構あるそうなのですね。ただし、粘膜の上っ面の辺りにできる為、初期の良性腫瘍のうちに取ってしまえばガン化の心配は全くないのだそうで、その点でも検査というのがとても重要なのだそうです。
 私の場合はたまたま人間ドックで「便潜血反応」というものが陽性に出たので内視鏡検査を受け、その結果腫瘍とも言えないようなイボ(ただし少々大きめなので念の為取った)が見つかったっちゅーことだったのですわ。
 でもね、普段からベンピがちで、一度でもベンちゃんにうっすらとでも血がついていたことがあるという人は、「痔だろう」なんて決めつけずにちゃんと検査受けた方がよいです。大庭はたまたま人様よりも腸がラビリンスしているようで多少苦労しましたが、普通の人はちゃんとした専門医に検査してもらう限り、そんなに苦痛はない筈です。…ま、あの腸管洗浄剤二リットルというのは、誰しも避けられないんですがね…(^^;)
 せっかくこういう体験したことで色々知りましたので、この場を使って申し上げます。皆様ももし「ひょっとして…?」と思うようなことがあったら、どうぞ怖がらずに検査を受けて下さい。初期であればあるほど、そしてこっちに体力があればあるほど、その処置は安全で楽に済むものですから。(小さな良性のものだったら、取らなくてもいいよって言われることが多いそうですしね〜♪)そして大庭と内視鏡友達になりましょう!(爆)

 なんだか長々と書いて参りましたが。
 一応、一日退院が延ばされるくらいには出血の危険があったことですし、帰宅後もあまり家事など頑張り過ぎないようにというお達しも出ていますので、しばらくはなるべく安静にしつつ、ゆるゆる復調を図ろうと思っております。
 なにはともあれ、多方面にご心配もおかけしましたが、なんとか無事終わりましたことをここにご報告申し上げます(深々) 

(2/28/03)





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