名古屋というのは微妙に遠いし、そもそも人の多いとこはかったるいし──と、今ひとつ興味のなかった愛知万博だったのですが、この度いきなりドサクサ紛れ的に行って参りました。
ダンナが仕事で、アメリカ館でのセミナー&レセプションなるものに顔を出さなければならなくなったもので、どうせだったら一緒に行って、ちょろっとマンモスの氷漬けくらいは拝んで来ようかねということになったのであります。
ともあれ前日夕方「行くことが決まったから」と電話をもらってから、前売り券をゲットすべく近所の金券ショップへ走り、それからわたわたとネットで情報収集。とりあえずマンモスと大地の塔とリニア館くらいは行きたいかな、と当たりをつけておき、あとは何とでもなるだろうと大変おおざっぱ〜な感じで出かけて行ったのでした。 中途半端に連休前な平日とあって、人出はそんなにはなかったのではないかしらと思いますが、それでも開場時間前からゲート前には結構な人だかりでした。(←それを知ってるつーことは、自分もちゃっかりその中にいたってことですな!)
でも中へ入ってしまってからはある程度バラけまして、それなりに朝一番てことで人も少なく広々のびのびとした感じでありました(入場時の手荷物チェックが正直ちょっとウザかったですが、まあそれはそれ)。
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「大地の塔」天井の万華鏡 |
さて、まずは冷凍マンモス本体をささっと見てしまって(それ以外はすっとばした)、大地の塔へ。この塔、でっかいタワー自体が万華鏡になってるというので、確実に太陽が当たってる時に行ってみておきたかったんですよねー。実際、思った以上にキラキラと綺麗だったので大満足でしたわ。
万華鏡から出て来てみたら、隣の日本館がまだ割と空いてる感じだったので、そのまま行列に並んで「360度全天球型映像システム」というものを体験して来ました。
いやー、あれはこわいv 足の下がガラス張りになってて、完全に宙に浮いてる感じで大変こわいvv(嬉しそうだな/笑) なんだか思わず手すりをぎゅぎゅっと握りしめてしまう感じでしたよ。一応、高い所が苦手だという人の為に通路中央にはちゃんとガラス張りではない部分も設けてあるのですが、せっかく並んで入ったからにはやはりあれはガラスの上に立つべきでしょう! 上映中の浮遊感はたまらんものがありましたわー♪ その後は外国パビリオンをいくつかさーっと流し見ながら企業パビリオンのエリアへ移動し、そこそこ興味を引いたシアターもののパビリオンを2つほど見てから昼食。──と、お昼を食べてる間に急に外が暗くなったかと思うと、一気に雨になったのでした。うはーいいタイミングで食堂に入っててラッキー。
とはいえいつまでも食堂のテーブルを占有してるわけにもいきませんし、一応持っていってた傘を差して、さくさく手近のリニア館へ。雨宿りをかねて行列に並んだところで、今度は雹まで降ってきたではありませんか。ま、まあ、屋根の下へ入れてた分ラッキーと言えばラッキーだったかしら(^^;)
しかし、「このエリアで落雷の危険があるので、パビリオン内のお客を外へ出さないように」との通達が出たとかで、いきなり全面休止ですよ。そしてそのまま、雨が上がって展示型のパビリオンからはどんどんお客さんが自由に出て来ているにもかかわらず、シアターやラボ型のパビリオンは上の指示が出るまでは〜とか何とか言ってぴくとも動きゃしない。結局、普通の感覚で見たらもう平気じゃん?という状態になってから何十分も経ってから、ようやく「パビリオン内のお客さまを出していいです」とのアナウンスが。うーむなんとも硬直的な…。
──まあ当初は個人の持ち込み弁当を「食中毒が〜〜」なんて寝言を抜かしてお禁じあそばしてたようなトコがやってることだから、別に驚きゃしませんが。でもそこまでピリピリ過保護にしなきゃならないのかねえとは思ってしまいましたよ。その辺はちょっとマイナス点だったかな。
でも超電導の実験は結構面白かったです。(「超電導ラボ」が何度見ても「超電磁ロボ」に見えてしまったというのはともかく^^;)
そっかー、あれって一旦浮いたら横倒しにしてもそのまんまなんだー。へえー! …でもおねーさん。いい加減行列に疲れてるニッポンの中高年中心なギャラリーに向かって、ちっちゃい子に対するような「知ってましたかー?」的よびかけをしても、ろくな反応が返って来ないのは当たり前です。ノリが悪いって、ほっとけやー。
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万博版「オスカーさまの家」?(違) |
午後も半ばに差し掛かるころにはさすがに少々くたびれてきましたが、それでもガス館は見ておかなきゃね。なんつっても「炎のマジックシアター」ですもん♪(動機がそれってどうなの)
いや、ショウもちゃんとそれなりに面白かったですよ。子供受けはしそうだなーって感じですか。でも一番嬉しかったのは、結構寒くて冷えちゃってた体に、演出の炎の熱が大変あったかく感じられたことかな! やはり人の心身を温めてくれる炎というのはよいものです、うんうんv
ちなみにそのパビリオンでは「氷に火をつけて燃やす」実験てのもやってました。要はメタンガス入りの氷なんですが、ちゃんと冷たい氷の塊が炎を上げてシュウシュウ燃えるさまというのは、見ていてそれなりに楽しかったですvv(やっぱり何やら脳内フィルターがかかっていた模様/笑)
えーっと、あと楽しかったのは、押井守監督の「めざめの方舟」とかかな。外国館ではやはりダントツでアメリカ館のが面白かったです。さすが金をかける気があると言うか、シアター型アトラクション慣れしてるというか。演出面でもその他の面でも、いろんな意味でものすごーくアメリカ的でありましたわ。 途中雷雨のハプニングとかもあったけど、なんだかんだで一日がっちり遊んじゃったなあ(笑)。事前の予約とかをやっておけばもっと楽に見れたかもとは思いますが、行ってそのまま並んだり当日整理券をもらったりという形でも充分楽しんで来れました。(混んでる休日だとちょっと辛いかもです)
ダンナも結局、4時からちょこっとセミナーに顔を出しただけで、レセプションはほとんど丸々すっ飛ばせたらしく、5時過ぎには早々に解放されて出て来ました。もっと一人でうろうろしなきゃならないかと思ってたので、逆に意外なくらいでしたよ。
結果的には、費用は実質半分で(ダンナの分の入場券&交通費は会社持ち)、すっかり夫婦でレジャー満喫してきちゃいました。いやーすいませんねーー(^^;)
(4/27/05)