Life Goes On

 
 ★ 無事帰国 

 昨年12月9日、無事にアメリカから帰って参りました。
 どたばたと慌ただしく過ぎていった一ヶ月余を経て、なんだか最近になってようやく「ほんとに帰ってきたんだなあ」という実感がじわじわ湧きつつあります。
 ようやくぽつぽつとネットへもつなげるようになってきましたが、このパソコンを船便で出してからのネット落ち期間から言ったら、もう2ヶ月になりますね。さすがにこれだけ離れていると、即本調子というわけにはいかないようです。でも焦ってみても仕方ないし、ぼちぼちゆっくりと調子を取り戻していければいいかなぁなどと思っているこの頃です。

 一応「帰国」となるとこれで結構トラブル等もあるもので、そりゃもう色々と大ポカ小ポカもやらかして参りました。
 正直、「2回目だし、まあなんとでもなるだろう〜」とタカをくくっていた面もあった今回の帰国ですが、やっぱり人間6年以上も前のことなんてそうそう覚えているもんでもなし、一度にあれこれ考える能力にも限界(それもかなり低い)がある私のことですから、やっぱり土壇場ではキリキリ舞いしておりました。
 それでも結構、帰国前後の落ち着かなさを楽しんでいたような気もしますし、喉元過ぎればなんとやら(笑)。ともあれ致命的なポカはなかったからいいか!と開き直って、そろそろ気分は「引越」から「生活再編」の時期にかかっているところです。

 でもやっぱり荷物は片づかない!!
 船便を出すまでは「引越はほとんど引越屋さんがやってくれるわ」などとうそぶいていたものでしたが、やはりそのツケは帰国してからしっかり回って参りました。(要するに自業自得)
 船便が到着してからしばらくは、どこから手をつければいいかわからず本気で呆然自失。敗因はやはり、出国前にトランクルームに預けていた荷物の量に実感が伴っていなかったということでしょうか。もちろん箱数の控えはちゃんと持って行っていたのですが、リスト上でのイメージとその分量の実態にはやっぱり結構差がありましたね。それと、収納場所が思っていたより少なかったのも一因かな。
 前回も同じような感想を持った筈ですし、今回は持って帰る荷物をかなり制限したつもりではあったんですが、まだまだ甘かったなあ。実は今もまだ、ひと部屋は完全な「荷物置き場」と化しているのでした。まあこれもぼちぼちですね。とりあえずは頑張って物を捨てまくりますわ。

 う〜〜ん、でも本とかCDとかってなかなか捨てられないんだよなあ〜(^^;)
 困った困った。

(1/18/02)




◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 
 ★ 免許更新顛末記 

 今回は「大ポカ」の話。

 海外にいて運転免許の書き換えができず、そのまま失効させちゃった人は、帰国後一ヶ月以内にパスポートを添えて申請すれば、失効した日本の免許を無試験で復活させることができます(もちろん適性検査はありますが)。95年に最初の赴任から帰国した際には、私もそうやって復活させました。
 で、当然今回もそれでよかろう〜と呑気に構えて帰ってきたわけですが。そこに意外な落とし穴が待ちかまえていたのでした。

 帰国の翌日、バリバリの時差ボケまっただ中に、大庭とダンナは失効免許の復活手続きができる免許更新センターまで、片道二時間近くかけて赴きました。前回の帰国の時と同様に、手続きが淡々とあっけなく進むかに見えたその時。
「あれ? あなた昨年一ヶ月を越えて日本に滞在していますね」
 …へ? あ? ああー、そういえば!
 確かに大庭は2000年12月から2001年1月にかけて、計34日間の一時帰国をしてました。でもその時は免許が既に切れてたこともころっと失念していたし、とにかく帰国して国内に住所ができてからそこでやればいいのよねという頭もあったもので、何の手続きもしてなかったのです。
 で、係官氏いわく。
「免許が切れてから6ヶ月経過後に一ヶ月超日本国内にいた場合は、この免許から新しく免許証を作ることはできません。有効な外国免許からの切り替えならできますが。それか、一から試験を全部受けてもらうかですね」

 がーん、ショック。
 まあ大庭の場合、テキサスの免許がまだ有効ですから、そちらから切り替えましょうということになりまして、必要書類をJAFでもらってからまた日を改めていらっしゃいと言われたのでした。
  一方ダンナの方は、件の一時帰国の際も三週間ほどしか滞在していませんでしたので、そのままあっさり認められておりました。
 いいなダンナ…。私一人、折角来たのに丸々無駄足かあ〜とかなりへこみましたが、こればっかりはお役所仕事ですからしょーがない。要は自分がうかつだったわけだし。──で、そのまま講習を受ける必要のあるダンナを残してすごすごシッポを巻いて退散し、この際とっととJAFで免許証の翻訳文を作ってもらいに行くことにしたわけであります。

 別に今日はいらないやとタカをくくっていたので一旦家にテキサスの免許を取りに戻り、そこから一番手近なJAFに赴く頃にはそろそろ陽も傾き始め、ああもうすぐ冬至なのよね、果たしてオスカー様お誕生日までにネットに復帰はできるのかしらなどと黄昏れていたのはそれはそれとして。
 JAFで三千円払って免許の翻訳文を出してもらい(こんなん自分で訳せるわい、というわけにはいかない。面倒だろうとぼったくりだと思おうと、やはりきっちり証明書を出してもらう必要があるのですわ)、やれやれこれで一安心。でももう一回行かなきゃならないから往復の電車賃もバカにならないし、JAFまでくるH急電車の乗り換えはなんだかわけわかんないし、たかだか3日超えただけでえらい目に遭っちゃったなあ〜とつらつら思っていたところへ、JAF職員さんの更なる追い討ちが。
 「実は問題が一つありまして。テキサス州の場合、免許証に交付日が記載されていないんですよね。交付から3ヶ月以上現地に滞在していたことが証明できないと日本の免許への切り替えができませんので、交付日がはっきりと書かれた書類が必要になるんですが」
 ななななんですとーーーーー?
「この場合でしたらテキサス州公安局へ依頼して、運転記録の証明を発行してもらうとかですかねー」
 ががーん。ということは要するに、英語の手紙を書いて出せってことじゃん〜。ああああ、そういうこととはもう縁が切れたと思っていたのに。返す返すも余計な3日間の日本滞在が重くのしかかる〜〜。
 でもまあ決まりは決まりということでこれまた仕方ない。そんなわけで寒風が身にも心にも染みる中、とにかく翻訳文を抱えて家路についたのでありました。

 これから航空便で手紙を出して1週間。ただでさえクリスマスカード時期の上、炭疽菌騒ぎ以降郵便は遅れがちだし、向こうに着く頃にはそろそろクリスマス休暇かしら。普通こういうのって速攻処理してもらえるってわけでもないし、到着してから3〜4週はかかるかも。更に発送してもらってから海を越えて届くのにやっぱり1週間。………免許取りに行けるのって、下手したら2月になっちゃうかも…。
 と、そんな風に考えてどんよりしていた大庭でしたが、その時ふと思い出したことが。
 99年にテキサスに引っ越して、テネシーの免許からテキサスの免許へ切り替えた際、その場で交付はしてもらえずに、テンポラリーな免許証として使える紙切れを一つもらった筈。で、数日してから本チャンの免許証が郵送されて来たのですよね。そのテンポラリーライセンスさえあれば、確かあれには交付日がしっかり書いてあった筈ーっ! そして今回引越荷物をまとめる際に、「あーこんなのまだ捨てずにとってあったんだー。せっかくだから記念に持って帰るか♪」と、書類箱の中に突っ込んだ覚えが確かにある!!
 そう考えて俄然元気づいた大庭は、早速更新センターへ電話をかけて、実はこういう事情なんだけど、その紙切れでも交付日の証明になりますかと確認。そして交付日さえ記載してあれば大丈夫でしょうという返事を得て、いきなりぐぐっと見通しは明るくなったのでした。

 でも万一「やっぱり捨ててきちゃってた」とか「交付日やっぱり書いてないじゃん」とかいう事態に陥っては困りますので、念のため保険としてテキサス州公安局にも申請書と小切手を送って(申請書はヒューストンの事務所の日本人スタッフの人にお願いしてファックスしてもらっちゃいました。お世話かけました〜〜)、後はひたすら船便の到着を待ったのであります。
 さて、問題の船便到着の日。
 とにかくどんどこどんどこ運び込まれる箱箱箱。その総数なんと150。いや、送り出した時から数は知ってましたけど、やっぱり日本の3LDKで見ると凄いものがありました。一応荷ほどきをしていく過程で、その中身の半分くらいはこれでもかと使われていた緩衝材だったらしいとわかりましたが、受け取り時点ではやはりそのインパクトにただただボー然。引越屋さんが帰って行ったあとにぽつんと一人残された大庭は、とにかくあの書類箱だけは発掘しなければとの思いに突き動かされて、なんとか思考停止に陥ることなく箱の山に敢然と闘いを挑むだけのパワーが出たのでありました。うーん、よかったんだか何なんだか。
 そして2時間ほどの闘いの結果。
 うはははは♪ あったあった、ありましたとも♪ 思っていた箱の中にしっかりと!
 そしてちゃあんと交付日も印刷されている! ナイス!!
 ブラボーブラボー、やっぱり何でも一応はとっておくもんだなあv これで翌日には免許を取りに行けるわ!

 で、あくる日。家の中はなんとか食べて寝るスペースだけ確保したほとんど倉庫みたいな状態だったのですが、もうこの際それには目を瞑って、免許更新センターへと逃避したのでした。
 今度は外国免許からの切り替えなので、前回とは別の窓口へ。3番の番号札を取って待つことしばし。
 最初の外国人がちょっと書類に不備があったらしく時間を食ってましたが、2番目の日本人はあっさりすんで、さて大庭の番に。
 パスポートと翻訳文とテキサスの免許と、それから(大庭の意識の上では)燦然と輝くテンポラリーライセンスを提示し、後はなんだかお裁きをじっと待つ心境。係官氏はじっくり大庭のパスポートを検分しながら納得顔でうなずきました。
「ああここね、確かに超えてますね。もう3日短かったらよかったのにねー。惜しかったねー」
 …はい、それは私も何度も思いましたとも(^^;)
「はい、書類全部揃ってますね。オーケーですよ。それじゃあ視力検査しますんでそこの器械覗いて下さい」
 よっしゃー!
 大庭が思わず心の中で大きくガッツポーズを決めたのは言うまでもありません。
 で、あとはもう話はとんとんと進み、初めて免許をとる皆さんと共に簡単な講習を受けて晴れて免許交付と相成ったのでありました。
 いやー、長かった。でも後からダンナに聞いたら、失効免許復活組は結構長い講習をみっちり受けさせられたのだとか。前回帰国の時はもっと簡単な講習だったのに、なんだか厳しくなってたようだとぼやいておりました。うーん、そしたら結果的には外国免許からの切り替えの方が楽だったのかなあ?

 しかし、今回といい最初のアメリカの免許の時といい、なんだかんだで無駄な苦労をさせられてるなあ!
 でも雑記ネタにはなったんだから、まあいっか。

(1/19/02)




◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 
 ★ 免許の話補足。 

 今日、アメリカはテキサス州公安局から例の運転記録なるものが届きました。
 おほほほほ、確かにこれには発行年月日がきっちりしっかり書いてあるわ。なるほど、これさえ持って行けばバッチリってわけだ。
 しかし、やっぱり予想通り到着にはえらく時間がかかりましたな。ふふふ〜ん、でももうとっくに免許はもらっちゃったからいいんだもんね〜♪
 とはいえまだ車を買っていないので、結局12月に取っても今取ってもおんなじではあったのでした。まあいいか(笑)
 何はともあれこの書類、この一連の免許騒動の記念品として、大切にとっておくことに致しますわ(^^;)

 で、これには私の運転記録、つまりは発行されてからの事故や違反を含む全ての記録が残されているのですが。
 ほっほっほ、「99年3月2日にテネシー州の運転免許証をテキサス州に渡しました」っつー一文だけしか載っていないわ。綺麗なもんよ、どんなもんだい(えっへん)
 ああそれなのにそれなのに。
 日本でも免許取得以来十何年、ただの一度も違反記録も事故記録もないというのに、大庭はゴールドには縁がないのです〜。
 要するに、一回目に帰国した際も今回も、新しい免許証で一から仕切り直しという扱いになってるもので、いつまでたっても初心者扱い。くそー、このいかにも初々しい若草色の帯が恨めしい(大袈裟)。
 さすがに「初心者標識免除」っていうハンコを裏に押してくれますので、別に車に若葉マークは貼らなくてもいいんですが。でもなんだかちょっぴり口惜しいのでした。

 一応ちゃんとした公式書類で証明されてるんだし、これ持ってったら無事故無違反期間に4年分加算してくれないもんかなあ〜(無茶言うな)

(1/30/02)




◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 
 ★ まるかぶり? 

 今度の日曜は節分だそうで。
 家で豆まきなんてしなくなっちゃってから随分経ちますが、近年そんな私にも、この時期になるとちょっと気になることがあったりするのでした。
 それはズバリ、「丸かぶり寿司」なる代物であります。

 最初の渡米から帰国後に住んだのがやはり関西だったのですが(ちなみに大庭はそれが関西初体験)、そこで迎えた最初の節分の折、スーパーの総菜コーナーに「節分にはやっぱりコレ!」というような扱いで巻き寿司がどどどーんと並べられていたわけです。
 そんなの見たのは初めてだった私は、なんだなんだと思いまして、そこに貼ってあった説明をじっくり読んでみたのですが。
 『節分に恵方を向いて寿司を丸かぶりすれば、その年に幸運が授かると言われています』という意味のことが書いてあり、どうやら巻き寿司を切らないまんまで一本がぶがぶと食べるという習慣を指すらしい。
 ほえ〜っそんなの初耳だわ、ダンナからも聞いたことがないし(注:大庭ダンナは関西人)、とびっくりはしたのですが、実はワタクシ子供の頃から、あの巻き寿司を切らないまんまで一本食べてみたいものだなァという夢を密かに抱いてはおりましたもので、「これはいい♪」と大喜びでそのお寿司を二本買って帰ったのでありました。
 で、ダンナも「へー、そんなの聞いたことないなー」とか何とか言いつつも、彼も結構巻き寿司好きですので、二人して面白がりながらその年の恵方(確か東の方だったかな)を向いてもぐもぐと食したのでした。

 その後、「黙ったまま一本食べきると願い事が叶う」とか「部屋を暗くして丸かぶりすると幸福になれる」とか、いろんなバージョンがあるのを知りましたが、共通しているのは「切らずにそのまま一本食べる」ということ。
 いや〜、地方地方で面白い習慣があるもんだなあなんて思っていたのですが、今年たまたま関東の実家の方へ行った際、近所のスーパーにも「節分に丸かぶり寿司を!」という貼り紙が堂々と出ているではありませんか。
 えええ〜っ、私がずーっと知らなかっただけで、ほんとはこの習慣って全国区だったわけ?
 それともダンナが主張するように、海苔屋さんだか寿司屋さんだかが全国展開で広めようと狙ってるのかしら??
 これは是非とも皆さんに聞いてみたい…っ!
 ──というわけで、お住まいの地方には「丸かぶり寿司」の習慣があるか、それはずっと昔からあるものなのか、どうぞ大庭に教えてやってくださ〜い♪

 ちなみに、今年の恵方は北北西。
 理屈はどうあれ楽しいものは楽しいので、当日はやっぱりそっちの方角を向いて寿司を丸かぶりしていることと思いまーすv うまうまvv 

(2/1/02)




◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 
 ★ ジンクス 

 もうあと数日で冬季五輪開幕ですねー。楽しみ楽しみ。
 シドニーオリンピックの時には「歴史番組か」と皮肉られるほどの時間差放映に、なんだかなあ〜とちょっと白けたような空気もあったアメリカでも、自国での開催となればさすがに盛り上がっているのでしょうか。テロへの警戒等、お祭り気分だけではいられない側面もあるのでしょうが、なんにせよ無事成功して欲しいなぁと思う今日この頃なのでした。

 前回の長野大会の年、大庭家は二度目のアメリカ赴任後数ヶ月というところでありました。日本はさぞかし盛り上がってんだろうなあと思いつつ、アメリカでなんだかちょっぴりピントのずれた「日本紹介」特集などに大笑いしてましたね。でも開会式の時には、確か曙がきちんとした解説をしてたので、「おお、日本の祭りや土俵入りの儀式に詳しい人がいてよかったのぅ」などと思ったのを覚えてます。
 特に印象深かったのは、やっぱりジャンプの原田選手だなあ。結構アメリカでも彼のエピソードはしっかり時間をとって紹介していましたし、彼の大歓喜の場面や感涙シーンなどでも、大層好意的に「ハッピーハラダ」「ハッピーハラダ」と何度も呼ばれてました。なので、うちでは彼の名前は「ハッピー原田」で定着しちゃってまして、今でもテレビであの時の映像が流れると「あ、ハッピーハラーダー♪(イントネーション外人風に)」などとつい声に出るのでした(笑)。
 いや、まあ、そんなことはともかく。

 大庭んちは、91年から95年までアメリカにいて、97年の終わりからまたアメリカに行き、今回2001年末に帰国してきたのですが。
 これって、「大庭夫婦はオリンピックを開催国では見られない」というジンクスになってたりするのですよね実は。
 96年のアトランタ大会の時は日本にいて、98年の長野大会の時はアメリカ、そして今回のソルトレイクも日本で見る、と。
 しかもどの回もぎりぎりもうちょっとのトコで帰国もしくは出国してるので、一層ジンクスくさい雰囲気が漂うのでした(笑)

 で、心の奥底でちょっぴり思ってしまうこと。
 ………2008年だったかの夏季五輪、大阪にならなくてよかった………(^^;)

(2/4/02)




◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 
 ★ 家計簿 

 大庭がパソコン上で家計簿をつけるようになってから、かれこれ10年にはなるでしょうか。
 …と言うと、なんだかとってもマメな真面目主婦みたいですが、実際のところは大概2〜3か月分溜めまくった末にひーこら言いながら丸一日とか二日とかかけてなんとか帳尻を合わせるということの繰り返しだったりします。
 それでも全くつけないよりかはマシだもんね。いや、まあ、つけていたって、ただ「つけるだけ」のどんぶり勘定には変わりはないのですが。(ダメじゃん〜)
 でもアメリカ暮らしをしていた頃にはそれなりに、「現在日本とアメリカに、それぞれどれだけの金があるのか」ということを突然ダンナに聞かれたりすることもありましたので、一応役に立ってはいたかなあ〜。

 そんな大庭と家計簿のつきあい方っていうのは、まあだいたいのことだけ把握できればいいやって感じなので、そんなにご大層なソフトを使っているわけではありません。つけはじめて3年目くらいに買ったふる〜いハ○パー家計簿Mac版を、ずうっと現在に至るまで使い続けてます。
 だって、もう指が費目のコードを覚えちゃってるんだもん。レシートを見て「リンゴ」とあれば「副食費の果物だから12の7ね」と、勝手にどんどん打ち込むようになってますし、今さらおいそれと他のソフトになんか乗り換えられませんわ。
 最新のソフトに変えてみたところでどうせ全部は使いこなせないし、第一OS X対応のって出てるんだろうか。まあ今のでもとりあえず使えてるんだからいっかあ!と、OS9のClassic環境を開いてちまちま使い続けているのでした。
(この辺、Mac OS Xユーザーでない方にはわかりづらくてすみません…)

 基本的に私は計算機を叩くのがとっても苦手…というか、やってるうちになんだかうんざりしてきちゃいますので、とにかく費目と金額だけをだーーーっと打ち込めばすむ家計簿ソフトというのは大層ありがたいものなのですが。
 問題は、家計簿つけようかなっと思ってパソコンを立ち上げても、ついつい先にネットを見たりメールを書いたり創作に没頭したり…という行動に走ってしまうことなのですよね〜〜〜。いや、みんな自分が悪いんですけど(^^;)
 結局、いつも使っているでっかい財布(アメリカでも使っていたので、小切手帳をはさんで持ち歩けるくらいでかい)がレシートでぱんぱんになって、もうどうにもならないってところまで溜め込むというのが通例となってしまっておるのでした。

 そんなわけで今回もレシートの束を握りしめ、「うーんうーん、これって何買った時だったっけ」と唸りつつ、帰国後二か月半分の帳尻あわせをしてました。
 レシートを見ながら「あ〜、この前おでん作ってからもうこんなに経つのか〜」とか、「これはこのとき買っといてよかったなー、あの後他所で全然見ないもんな〜、ラッキーだった…」とか、そんなことをつらつらと考えながら打ち込み続けること、やはりほぼ丸一日。
 そんな中で一番楽しかったのは、アニメイトで買ったオスカー様神鳥スカーフ(オスアンオスアン〜vv)を「趣味娯楽費」に分類するか「衣料費」に分類するかで迷った瞬間だったかな!!(笑)
 オフ会とかの機会に使っちゃえ〜と思って結局それを衣料費の装身具に分類した大庭は、やっぱりコレクターではないんだなと思いましたわ、おほほほほv

(2/28/02)




◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 
 ★ いかなごのくぎに

 いやあ、春ですねえ!
 …と言っても、全国的には「なにそれ?」と思われる方も多いのかも知れませんね。

「いかなご」は小魚の呼び名、「くぎに」は「釘煮」ですね。新子とも言って、なんでもこの時期に解禁になる何かの稚魚の佃煮なんだそうです。
 去年の今頃、姫路の方からヒューストンに出張してきた人が、「これうちのかみさんが作った釘煮。」と言ってお土産に持って来て下さったのですが。
 それまでも「いかなごの釘煮」がどういうものかは知っていたし、結構おいしくて好きだったのですけれど、なんとなくデパ地下とかで買ってくるものだとばかり思っていたのです。なので、普通の家でも巨大な鍋で大量に煮ては配りまくるもんなんだよと聞いてちょっとびっくり。でもそれは海辺に近いところだからなのかなあ〜って、そう思っていたのでした。
 ところが今回越してきた、あんまり「海辺」とは縁がなさそうな地域でも、先月くらいから商店街の金物屋の店先に「くぎ煮用」と銘打ったタッパーが山積みになっていたのにまたびっくり。やっぱり作る人は作るもので、どっか市場のようなとこにでも買い出しにいくのかなあ?なんて思ってました。
 そしたら、つい数日前の解禁日以来、近所のごく普通〜のスーパーでも連日文字どおり山盛りの生新子を売ってました。うーん、これは意外だったわ。
 見てると結構キラキラ銀色に光って綺麗なものなんですよねー。やっぱりあれを見ると「春だわ!!」と気合いの入る奥様がこの辺には多いんだろうなァ。…でも煮方がわかんないんで、うちではやりませんけども(^^;)。
(「くぎ煮のシーズン到来」と謳ってる酒屋の広告に、しょうゆとみりんと酒と中ザラ糖と水飴がずらっと並んでいたので、それを組み合わせて煮るのであろうことは想像がつきますが/笑)

 でも、せっかくの旬のものですから、煮たものを買って来て食するかなあv と思ってはおりますわ。
 ごはんが進むのよね、これが!!(笑) 

(3/1/02)




◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 
 ★ 指輪!!

 見てきました、ロード・オブ・ザ・リング〜〜〜〜〜〜(はう…)
 去年の秋頃テレビで予告編を見て以来、ずっとすごーく楽しみにしていたのですわ。もうちょっとだけアメリカでの公開が早かったら、たとえ帰国間際でバタバタしてたとしてもきっと見てきていたと思います。
 とにかく、これだけは映画館で見なきゃ!と思って、気合い入れて行きました。はー、満足〜〜。結構原作の世界を忠実に再現していた感じで、良かったですvv
 でも、だからといって読んでないととっつきにくいということはなく、バランス取れてたと思います。実際、うちのダンナは原作をほとんど読んでないのですが、分かりやすかったと言ってましたわ。
 まあ、ドラクエにせよFFにせよ、その他ファンタジー系の要素を含む全てのゲームは「指輪」から派生したみたいなものですから、受け入れる素地はできていたんだろうと思いますが。
 エルフの武器は弓でドワーフは斧だとか、「ミスリル」が丈夫で軽くてすごく強い素材だってことなんかも、説明されなくてもなんとなくみんなわかってるもんなあ(笑)
 でも、「ホビットの冒険」(指輪物語の前段の話ね)は読んでいた方がよりわかりやすいんじゃないかしらん、という印象は持ちましたけど。(それは原作読むときでも一緒か)

 私は、指輪物語は大学に入ってから読んだのですが、何の予備知識もなく読み進めていて、「ああっこれって子供のときに読んだ『ホビット』の続きじゃん!」と気付いた時の嬉しい驚きはちょっと忘れられないですね。
「ホビット」を読んだ当時も、子供心になんだか凄いお話だと思っていたのですが、まさかあんな壮大な物語が後に控えているとは思ってなかったなあ。やっぱりすごいです、あの世界。
 すごく好きー!っていう割に、もう何年も読んでなかったのですが、映画を見たらまた全部通して読みたくなっちゃいましたv

 それにしても、第2部は来年かあ〜。ああ、今から待ち遠しい〜〜。

(3/2/02)





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